ドゥービー・ブラザーズ「Long Train Runnin’」2018年のライヴ映像が公開

5月10日のMLCニュースでお伝えしたように、ドゥービー・ブラザーズ1972年の名アルバム『Toulouse Street（トゥールーズ・ストリート）』と1973年の『The Captain and Me（ザ・キャプテン・アンド・ミー）』の完全再現ライヴが、2018年11月15日、16日にビーコン・シアターで行われ、その模様を収録した『The Doobie Brothers: Live From the Beacon Theatre』が、6月28日に2CD＋DVDでリリースされます。

その発売に先駆け、DVDに収録されている約6分半にも及ぶ圧巻の「Long Train Runnin’」のパフォーマンス映像が試聴可能となっています。

この曲について、シンガーでギタリストのトム・ジョンストンは〈Ultimate Classic Rock〉に次のように語っています。

「 “Long Train Runnin’” は、一番長くジャム・セッションをしていた曲で、昔はライヴ演奏しながら毎晩違う歌詞にしてたんだ。クラブで演奏していた時は、歌詞なんて関係なかったからね。唯一変えなかったのは、“Without love, where would you be now?” って歌詞だけさ」

アルバム・プロデューサーのテッド・テンプルマンから、最初は単なるジャムだった曲を仕上げるように言われ、「列車についての歌詞にしたら？」というテンプルマンの助言に従い、現在の歌詞とハーモニー、そしてクラブでは演奏していなかったハーモニカのソロを入れたといいます。

「この曲は、“Listen to the Music”よりラジオのオンエア回数が多かった。今でもこの曲をライヴ演奏するとみんなが喜んでくれるし、‟Black Water”‟Long Train Runnin’”‟China Grove”‟Listen to the Music”は、必ず演奏しないと観客が怒っちゃうからね」