ロジャー・ウォーターズがジュリアン・アサンジの釈放を訴える集会でライヴ演奏

ロジャー・ウォーターズが9月2日、ロンドンの内務省前で行われたウィキリークスの創設者、ジュリアン・アサンジ（48歳）の釈放を訴える集会に参加し、ピンク・フロイド1975年の名曲「Wish You Were Here」をライヴ演奏しました。その時の映像が公開されています。

ジュリアン・アサンジは、ロンドンのエクアドル大使館に７年間滞在した後、今年4月にイギリス警察によって逮捕されました。彼は2010年にペンタゴン（アメリカ国防総省）のコンピューター・ネットワークへのハッキングを企てた罪で告発され、スウェーデン女性2名への性的暴行容疑でも告訴されましたが、容疑を否認しています。

しかしながら、今年の春にスウェーデンが性的暴行容疑の調査を再開すると発表し、そこから逮捕につながりました。現在のアサンジは、ロンドンのベルマーシュ刑務所に収監されており、来年2月に身柄引き渡しに関する本格的審理が開かれるのを待っているところです。

“アサンジを送還するな（Don’t Extradite Assange）” と書かれたバナーの前に立ったウォーターズは、アサンジが1日23時間監禁されていると訴え、集まった500人の支援者に向け、「ジュリアン・アサンジ、我々はキミの味方だ」「アサンジを解放しろ」と、ライヴの前に声を張り上げました。