リンゴ・スター、ジョン・レノンが亡くなった時の心境を語る

1966年6月30日、来日時のホテルで編集部からのプレゼントを手に談笑するジョンとリンゴ pic : Koh Hasebe / ML Images / Shinko Music
友人同士であるリンゴ・スターとデイヴ・グロールは、それぞれジョン・レノン、カート・コバーンという親友を亡くしていますが、二人がお互いの昔話や音楽について語る記事が『ローリング・ストーン』誌に掲載されました。その中でリンゴは、ジョン・レノンが亡くなった時の心境について、デイヴ・グロールに次のように語っています。
 
「ジョンが亡くなった時、俺はバハマにいたんだ。ロサンゼルスにいた子供たちから電話がかかってきて、『ジョンに何か起こったみたいだ』って。その後の電話で、『ジョンが亡くなった』って聞かされたんだけど、俺はどうしていいのか、わからなかった」
 
「『酷い野郎がジョンを撃ったんだ』って思うと、今でも悔し涙が込み上げてくるけど、その時は『飛行機に乗らなくちゃ』と言って、ニューヨーク行きのチケットを確保したんだ。自分に何が出来るのか分からなかったけどね。ジョンのアパートに行って、『何か出来ることはあるかい?』ってヨーコに訊いたら、『そうね、ショーンと遊んでて。ショーンが飽きないように』って言われたんだ。それしか出来なかったし、『俺は何やってるんだろう?』って思ったよ」
 
10月25日に発売されたリンゴの最新アルバム『What’s My Name』(9月17日MLCニュース参照)には、レノンが1980年にデモとして録音した「Grow Old With Me」のカヴァーが収録されていますが、この曲は生前のレノンが最後に書いた楽曲のひとつ。

この曲が収録されていたデモテープには、「ヘイ、リンゴ、これはキミにピッタリの曲だよ」と話すレノンの肉声が録音されていたとのこと。
 
「40年前のテープで、ジョンが俺のことを話していたことを思い出すたびに涙が込み上げてくるんだ。いくつか問題はあったけど、俺たち4人は最高の友達だった。型破りのね。

 まあ、とにかく、俺はジョンが亡くなった時、どうしていいか分からなかったのさ。その後、ロスに戻った俺は、悲嘆に暮れていたよ」
リンゴ・スター
『ホワッツ・マイ・ネーム』


発売日:10月25日
価格:2500円+税
仕様:SHM-CD、解説/歌詞対訳付
品番:UICY-15842

1. ガッタ・ゲット・アップ・トゥ・ゲット・ダウン 
2. イッツ・ノット・ラヴ・ザット・ユー・ウォント 
3. グロウ・オールド・ウィズ・ミー 
4. マジック 
5. マネー 
6. ベター・デイズ 
7. ライフ・イズ・グッド
8. サンク・ゴッド・フォー・ミュージック 
9. センド・ラヴ・スプレッド・ピース 
10. ホワッツ・マイ・ネーム 

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