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ポール・マッカートニー、2015年の未公開インタヴューで「ロックの殿堂」責任者から殿堂入りの約束を破られたことがあると告白
※1994年1月19日、ジョン・レノンのロック殿堂入りでスピーチするポール・マッカートニー。
ジャーナリストのジョー・ヘイガンがマッカートニーに1時間以上話を聞くことができたのは2015年3月のことです。当時ヘイガンは米ローリング・ストーン誌の創始者ヤン・ウェナーの半生を振り返る著書『Sticky Fingers: The Life and Times of Jann Wenner and Rolling Stone Magazine』(日本語版書名:『ローリング・ストーン』の時代 ; サブカルチャー帝国をつくった男)のためのリサーチを行なっており、この本は2017年後半に出版されました。このほど米ヴァニティ・フェア誌でインタヴュー全編が掲載されるにあたり、ヘイガンはその序文で、『Sticky Fingers』に掲載できたのは彼らの会話のごく一部であったことを認めました。
ジョー・ヘイガン (著), 中島由華 (翻訳)
「『ローリング・ストーン』の時代 ; サブカルチャー帝国をつくった男」
Amazon(2021/12/2)¥3,990・書籍
その場では二つ返事でその招待に応じたものの、考えてみれば自身はその年、ソロ・アーティストとして1994年の殿堂入りのメンバーに加えられていないのだという事実に気づいた彼は、当初の決断を翻したのです。
「僕は電話を掛け直して彼に言ったんだ、『ちょっと待って。僕はどうなってるの? ジョンのためにスピーチをするのは勿論構わないけど、それなら僕だって殿堂入りすべきじゃないのかな』って」と、マッカートニーはインタヴューの中で振り返りました。「そうしたら向こうは、『いや、それはできかねる』って。ヤンと話してるといつもそうなんだけどさ、いつだって彼には決められないって言うんだよね。決定権はあくまで廊下の奥かどっかにいる連中にあるんだって。彼の執務室のドアには “オーナー兼編集長” っていう札が掛かってるんだよ、それなのに他に責任者がいるって?」
そこでウェナーが約束したのは、次の年の1995年にマッカートニーを殿堂入りさせ、彼にも然るべき栄誉を授けるというものでした。「僕は『オーケイ』って言った。取引に応じたわけだよ。ところが次の年になっても、(何ひとつ起こらなかった)」、彼は話を続けます。「だから僕は『ヤンに電話してくれる? どうなってるの? 殿堂入りの気配もないんだけど』ってね。ふざけるんじゃないって話だよ」
ウェナーはマッカートニーに対して、そんな取引をした記憶はないと言い張りましたが、マッカートニーから見れば、これは終始一貫してレノンびいきと言われてきた出版社主との間で複雑に絡んだ因縁の新たな一端でした。
「ジョン・レノンとマッカートニーの関係性の真髄は、僕らがどんな時も同等だったってところにあるんだ。ところが、ああいう形で命を奪われて以降、ジョンは殉教者に祀り上げられてしまった──バディ・ホリーとかジェームズ・ディーンみたいにキャラクター化されたんだ──事件の残虐性ゆえにね、」彼は説明します。「かくて改竄主義が幅を利かせ始めたわけだ。これにはヨーコ(・オノ)も確実に加担していたはずだよ。ヤンはその急先鋒だった。だから当然、僕の側にもそういう先入観はあったと思う」
「そんなわけで、こういうやりとりで余計に彼の僕に対する評価は下がったんだろうね。それに、僕が何を言ったっていつも『私に言われてもね…』だったから」と、彼は付け加えました。「最終的には僕もぬるっと(殿堂に)入れてもらったけど、うちのステラ(娘)は胸にでっかく “About f---ing time.(もういい加減頃合いだよね)” って書いたTシャツ姿で授賞式に来てくれたよ」
近年のウェナーは殿堂に関わる役割を縮小されており、また2023年に女性と黒人アーティストに対するコメントで物議を醸した直後に、会社組織の役員会からも外されています。
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ウイングス全史 バンド・オン・ザ・ラン
ポール・マッカートニー: 著 テッド・ウィドマー:編
BOOK・2026.02.19
6/18発売予定 ポール·マッカートニー自身の名義となる公式書籍、『ウイングス全史 バンド・オン・ザ・ラン』翻訳版の登場
ポール・マッカートニーズ・ウィングス
『マン・オン・ザ・ラン:オリジナル・サウンドトラック』
・Amazon(2026/2/27)¥3,300/SHM-CD【メーカー特典あり】特典:ポストカード付
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1. 心のラヴ・ソング(デモ)
ウイングス、2014年『スピード・オブ・サウンド』アーカイヴ・コレクションに収録
2. きっと何かが待っている
ポール・マッカートニー、1970年『マッカートニー』/2011年リマスター
3. ロング・ヘアード・レディ
ポール&リンダ・マッカートニー、1971年『ラム』/2012年リマスター
4. トゥー・メニー・ピープル
ポール&リンダ・マッカートニー、1971年『ラム』/2012年リマスター
5. ビッグ・バーン・ベッド
ポール・マッカートニー&ウイングス、1973年『レッド・ローズ・スピードウェイ』/2018年リマスター
6. ガッタ・シング・ガッタ・ダンス
ポール・マッカートニー、1973年『The James Paul McCartney TV Special』
7. 007死ぬのは奴らだ(ロックショウ)
ウイングス、1980年コンサート・フィルム『ロックショウ』
8. バンド・オン・ザ・ラン
ポール・マッカートニー&ウイングス、1973年『バンド・オン・ザ・ラン』/2010年リマスター
9. アロウ・スルー・ミー(ラフ・ミックス)
ウイングス、未発表ミックス/オリジナルは1979年『バック・トゥ・ジ・エッグ』に収録
10. マル・オブ・キンタイア(夢の旅人)
ウイングス、1978年シングル/2016年リマスター
11. カミング・アップ
ポール・マッカートニー、1980年『マッカートニーII』/2011年リマスター
12.. レット・ミー・ロール・イット
ポール・マッカートニー&ウイングス、1973年『バンド・オン・ザ・ラン』/2010年リマスター
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ポール・マッカートニー&ウイングス
『ウイングス』
Amazon(2025/11/7)¥4,400(2枚組/SHM-CD)
ポール・マッカートニー&ウイングス
『ウイングス』
Amazon(2025/11/7)¥3,300(SHM-CD)
2. レット・エム・イン(幸せのノック)
3. ジェット
4. ウィズ・ア・リトル・ラック(しあわせの予感)
5. アロウ・スルー・ミー
6. 1985年
7. 心のラヴ・ソング
8. マイ・ラヴ
9. 007死ぬのは奴らだ
10. リッスン・トゥ・ホワット・ザ・マン・セッド(あの娘におせっかい)
11. グッドナイト・トゥナイト
12. マル・オブ・キンタイア(夢の旅人)
ポール・マッカートニー&ウイングス
『Wings』
Amazon(2025/11/7)¥24,200(3LPデラックス/完全生産限定盤)
Side A
1. バンド・オン・ザ・ラン
2. ハイ・ハイ・ハイ
3. 心のラヴ・ソング
4. レティング・ゴー(ワインカラーの少女)
5. 1985年
Side B
1. 007死ぬのは奴らだ
2. マムーニア
3. ジュニアズ・ファーム
4. 愛しのヘレン
5. サム・ピープル・ネヴァー・ノウ
ポール・マッカートニー&ウイングス
『Wings』
【直輸入盤仕様/完全生産限定盤】
品番:PDJT-1053/5/価格:24,200円(税込)
★180グラム・カラーヴィニール
★ダイカット・スリーヴ
★ポールによる序文、ポーによる各アルバムのアートワーク解説(ピート・パフィデスによる追加編集付き)を含む、写真・アートワーク・絵画・トリビア・バンド情報を掲載した32ページの拡張版ブックレット付
★ポスター付
★ステッカー・シート付
★リト・プリント付
〈日本盤のみ〉英文解説翻訳/歌詞対訳付
※収録曲目は通常3LPと同じ。
Paul McCartney(著)、Ted Widmer(編集)
『Wings:The Story of a Band on the Run』(English Edition)
・ハードカバー(2025/11/4)洋書[英語版 ]
・Kindle版(2025/11/4)¥6,634[英語版 ]
Wings
'Venus and Mars' 50th Anniversary Edition
Amazon(2025/3/21)輸入盤[LP]
WINGS OVER THE PLANET ポール・マッカートニー&ウイングスの軌跡
MUSIC・2023.06.16
ハッピー・バースデイ、ポール! 6月18日に81歳を迎えるポール・マッカートニー。ウイングス・ファン待望、ウイングス最強期の軌跡を辿った集大成書籍が今秋発売決定!
マル・エヴァンズ もうひとつのビートルズ伝説
ケネス・ウォマック 著、松田ようこ 訳
BOOK・2024.08.21
9/28発売 ビートルズに愛され頼りにされたマル──活動初期から解散後までのもうひとつの伝説〜『マル・エヴァンズ もうひとつのビートルズ伝説』
(シンコー・ミュージック・ムック〉MUSIC LIFE ビートルズのアメリカ物語
BOOK・2025.04.08
4/23発売 全米制覇60周年の2025年に送る ビートルズとアメリカのすべて〜『MUSIC LIFE ビートルズのアメリカ物語』
伝説の音楽雑誌ティーンビート ビートルズ特集保存版
BOOKS・2022.11.01
伝説の音楽雑誌『ティーンビート』がここに復活!! 60年代のリアルな空気を伝える決定版!!
ザ・ビートルズ:Get Back
MUSIC・2021.10.08
公式写真集『ザ・ビートルズ:Get Back』間もなく発売! スタジオに置かれたテープレコーダに記録された150時間に及ぶ録音テープが50年前の真実を語りだす
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