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ポール・マッカートニー、ウイングス時代のドキュメンタリーに、「僕らはザ・ビートルズに倣おうとしていたんだ──頭オカシイよ」
2月18日、ポール・マッカートニーが、ザ・ビートルズ解散後の10年に光を当てた新作ドキュメンタリー『Man On The Run』の公開に先駆け、ロンドンのハム・ヤード・ホテルで行われたプライヴェートな試写会後に質疑応答に応じました。「とんでもない話だよね。いま思えば、僕らはビートルズに倣おうとしていたんだ。頭オカシイよ。そこに勇敢さを見出すかって? 正直言って、僕には狂気としか映らなかったよ」
「あんなことハナから不可能だったんだよ、もしやれるとしたら唯一の方法は、僕らが進んだようなイカれた道しかなかったわけで──そうだ、全くのゼロに戻って、一歩一歩進むんだって。大学でショウをやろう、ホテルなんかブッキングしなくていいよ、犬も一緒にヴァンで移動しよう、って。どういうわけだか、あの時の僕らはそれが凄くいいアイディアだと思ったんだよ!」
モーガン・ネヴィルが監督したこのプライム・ヴィデオ独占配信のドキュメンタリーは、マッカートニーのソロ・キャリア初期からウィングスで経験した様々な騒動を追っています。試写会にはマッカートニー家の多くの面々に加え、ノエル・ギャラガー、ポール・ウェラー、クリッシー・ハインド、シャロン・オズボーンら友人たちも出席していました。
マッカートニーはQ&Aで、以下のように語りました。「いやはや、どうにもいたたまれない場面がいっぱいあったね。ほら、赤い小さな鼻をつけた ‘Mary Had A Little Lamb’ のくだり、ヘンリー・マッカロフの顔の表情さ。彼は全然嬉しそうじゃなかっただろ! あそこね、僕は考えたんだ、『そうだ、ここの部分はカットしちゃおう……そうすればあのエピソードはなくなっちゃうけど、僕のクールなイメージは多少なりとも保たれる』って。だけど(ネヴィルが)言ったんだ、『だめだめ、ここはカットしませんよ。だって全部通して見れば、あなたがそういう全てを乗り越えて、最終的に自分を見つけて、打ち勝ったっていうことになるわけだから』って」
モーガン・ネヴィルが監督したこのプライム・ヴィデオ独占配信のドキュメンタリーは、マッカートニーのソロ・キャリア初期からウィングスで経験した様々な騒動を追っています。試写会にはマッカートニー家の多くの面々に加え、ノエル・ギャラガー、ポール・ウェラー、クリッシー・ハインド、シャロン・オズボーンら友人たちも出席していました。
マッカートニーはQ&Aで、以下のように語りました。「いやはや、どうにもいたたまれない場面がいっぱいあったね。ほら、赤い小さな鼻をつけた ‘Mary Had A Little Lamb’ のくだり、ヘンリー・マッカロフの顔の表情さ。彼は全然嬉しそうじゃなかっただろ! あそこね、僕は考えたんだ、『そうだ、ここの部分はカットしちゃおう……そうすればあのエピソードはなくなっちゃうけど、僕のクールなイメージは多少なりとも保たれる』って。だけど(ネヴィルが)言ったんだ、『だめだめ、ここはカットしませんよ。だって全部通して見れば、あなたがそういう全てを乗り越えて、最終的に自分を見つけて、打ち勝ったっていうことになるわけだから』って」
「僕にとっては何かに熱中するのは癖みたいなものだから、なかなか落とし穴に気づかないこともある、わざわざ探したりはしないんでね。『よう、何か音楽作ろうぜ!』って、ただ単純に楽しんじゃうんだよ。だからね、分かるだろ、僕はそういう人間なんだ。それが僕のやり方なんだよ」
今回の映画で何が一番の驚きだったかという質問に、明らかにこみあげるものがあった様子のマッカートニーはこう答えました。「それは多分、子供たちとリンダが出てくるところ全部だね。分かるだろ、あれは見られて嬉しかった。言うまでもなく、リンダの映像には凄くエモーショナルになったよ、だって彼女はあんなにキレイで……とてもクールだよね。だから、それを観てたら色々記憶が蘇ってきた」
「もし何かちょっとクレイジーな思い付きがあったら、僕はいつも『やるべきだと思う? 僕にできるかな?』って言った。すると彼女が言うんだ、『やってもいいのよ』って。それで僕は、『Yeah、それ最高』って感じになったんだよね。あれは素晴らしい人生哲学だよ──『やってもいい』って」
マッカートニーはまた、映画の進行と共に瓦解に向かう様子が描かれたとはいえ、70年代終盤には概ね修復されていた、自身とザ・ビートルズとの関係性について踏み込んで言及しました。「僕は(ジョンのことが)大好きだったんだ、分かるだろ、僕はザ・ビートルズのメンバー全員が大好きだった。共通点も沢山あったし、まさに小さな魔法の4人組だったんだよ。他に何かやりようはなかったのか、考えることはあるけどね。僕とジョン、ジョージとリンゴ、あれは本当に魔法のような組み合わせだった。そして、僕らはやるだけのことはやったんだと思う」
映画は全編アーカイヴ映像で構成されており、その多くはマッカートニー家のホームビデオから提供を受けたものですが、実はマッカートニー自身はそれらが紛失したものと思い込んでいたのだそうです。「全部なくなってしまったと思ってたんだ、と言うのが60年代とか70年代には結構不法侵入が多かったんだよ、僕らが面倒でちゃんと戸締りしてなかったりしたせいもあってね。だからファンの連中に勝手に入って来られて、色んなものを手当たり次第に持ち去られたりしてたんだ。あの当時はそういうのが当たり前だったんだよ! だけど僕の事務所の若い子たちがみんなして、色んな倉庫とか抽斗なんかを当たってくれて、全部見つけ出してくれたんだ」
それにネヴィルはこう付け加えます。「大統領府の図書館に次ぐくらい、ポールは素晴らしいアーカイヴを所有してるんです、だからもの凄くワクワクしましたよ。それから結婚した相手がフォトグラファーだったというのも非常に幸いしましたね。リンダはとにかく何でも写真に遺してましたし、ホームビデオもまめに撮影してましたから」
「まあ、なかなか凄い話ではあるよ。だから、皆さんには僕の狂気と意気込みに没入して、楽しんでもらえたら嬉しいね。僕らはこんなクレイジーな物語を展開してたわけだけど、それでも決して諦めなかったし、最後にはちゃんと成功を手にしたんだ。そういう意味じゃ、勇敢さの賜物と言えないこともないかもしれない。必ず何とかなるなんて保証はどこにもなかったけど、分かるだろ、結局何とかなったわけだからね」
『Man On The Run』は本日より、アマゾン・プライム・ビデオで配信されています。
今回の映画で何が一番の驚きだったかという質問に、明らかにこみあげるものがあった様子のマッカートニーはこう答えました。「それは多分、子供たちとリンダが出てくるところ全部だね。分かるだろ、あれは見られて嬉しかった。言うまでもなく、リンダの映像には凄くエモーショナルになったよ、だって彼女はあんなにキレイで……とてもクールだよね。だから、それを観てたら色々記憶が蘇ってきた」
「もし何かちょっとクレイジーな思い付きがあったら、僕はいつも『やるべきだと思う? 僕にできるかな?』って言った。すると彼女が言うんだ、『やってもいいのよ』って。それで僕は、『Yeah、それ最高』って感じになったんだよね。あれは素晴らしい人生哲学だよ──『やってもいい』って」
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ウイングス全史 バンド・オン・ザ・ラン
8,800円
ポール・マッカートニー: 著 テッド・ウィドマー:編
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BOOK・2026.02.19
6/18発売予定 ポール·マッカートニー自身の名義となる公式書籍、『ウイングス全史 バンド・オン・ザ・ラン』翻訳版の登場
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・Amazon(2026/2/27)¥3,300/SHM-CD【メーカー特典あり】特典:ポストカード付
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