伝説的ブルース・ミュージシャン、ロバート・ジョンソンの伝記映画が進行中

アメリカのブルース音楽に決定的な影響を与え、1938年に27歳の若さで他界した米ブルース・ミュージシャン、ロバート・ジョンソンの伝記映画が制作されるようです。
 
〈Deadline〉によると、映画のタイトルは代表曲でもある『Love In Vein』で、監督は2018年公開のアカデミー受賞アニメ映画『Spider-Man Into the Spider-Verse（邦題：スパイダーマン：スパイダーバース）』を手掛けたピーター・ラムジーになるそう。
 
また、脚本はクリスティン・ヴァーリンデン（Krystin Ver Linden）が担当し、ライオネル・リッチーがプロデューサーとして制作に参加するようですが、キャストや公開日などの詳細は発表されていません。
 
ミシシッピ州生まれのロバート・ジョンソンは、短い音楽キャリアの中で11枚のSPレコードをリリースし、「Sweet Home Chicago」「Cross Road Blues」「Hellhound on My Trail」「Love in Vain」といった曲は、その後数十年にわたり多くのギタリストに影響を与え、50年代から60年代にかけてブルースがロックへと発展していくきっかけにもなっています。
 
ジョンソンの歌とギター・テクニックが超人的だったため、ジョンソンはデルタ・ブルースの聖地であるミシシッピ州クラークスデイルの十字路（クロスロード）で悪魔に魂を売り、その引き換えに才能を手に入れたとする「クロスロード伝説」が生まれたほどでした。