温厚なブライアン・メイがTVカメラマンに激怒した理由
ニュージーランド公演を終え、オーストラリアのブリスベン空港にプライベート・ジェットで到着したブライアン・メイが、『7NEWSブリスベン』のカメラマンに無断で撮影され、そのカメラマンに激怒する映像がチャンネル7で放送されました。
放送された映像を見る限りでは、なぜブライアンがあれほど激怒したのか不明のままでしたが、その時の状況をブライアンがインスタグラムで詳細に説明しています。
ブライアン・メイ、インスタグラム公式アカウントより〈1/3〉
「怒りと絶望の感情には微妙な差があり、ニュージーランドからの飛行機を降りた時から、僕を待ち伏せしていたTVニュースのチームに悩まされ、この感情と闘っていた。こういった事はもちろん今回が初めてではなく、僕は過去50年以上にわたり、文字通り何千人というニュース・レポーターやフォトグラファー、カメラマンたちと関わってきた。僕は、たとえ相手に挑発されても攻撃的にならない人物として知られているけど、この男は僕に不意打ちを食らわせたんだ。今まで出会った中で、最も無礼で失礼なビデオ・カメラマンだったよ」
「空港から車で出たら、クイーンのアルバムを手にした子供たちが僕を歓迎して手を振っていて、そのまま走り去るのは忍びなかったから、彼らが持参したアルバムにサインするために車を降りたんだ。そしたら、子供たちがオーストラリアのお土産をくれたんだけど、そこに巨大なTVカメラを持った男が割り込んで来たんだ。もちろん僕は彼に気付いたけど、彼が子供たちの仲間なのか、第三者なのか全く分からなかった。アルバムにサインしながら数分間は撮影させていたけど、子供たちは僕に会ってとっても感動していたし、わずかな時間でもその姿を公に晒すべきじゃないって思ったんだ。そこで、撮影を止めて僕らにプライベートな時間をくれるよう、カメラマンには出来るだけ丁寧に伝えたんだけど、彼はそれを拒否して撮影を続け、挑発的にカメラを僕の顔に近づけたんだ。僕は自分のスペースが意図的に侵害された気分だったし、まさに敵意を感じたよ。その瞬間、全てが変わったんだ」
ブライアン・メイ、インスタグラム公式アカウントより〈2/3〉
ブライアンは激怒したことを後悔しているとも綴っていますが、チャンネル7のカメラマンとニュース・チームの品行は卑劣で恥ずべきものだとし、その可能性は少ないが謝罪してほしいとのこと。今回の件が最初から仕組まれた罠だったのかどうかは不明のままですが、自分が歓迎されていないから嫌がらせを受けたのだと思わないよう葛藤しているそうです。
一方的な内容の映像を放送され、公に侮辱されたことで今でも傷ついているそうですが、ようやくインスタグラムに自身の話を綴れるようになり、この件はこれで終わりにしたいとのこと。明日の朝からは気分を一新し、最高のパフォーマンスを披露するために準備に取り掛かると綴られていました。
ブライアン・メイ、インスタグラム公式アカウントより〈3/3〉


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グレッグ・ブルックス&サイモン・ラプトン(構成/編集)、新井崇嗣(訳)
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