ジャーニーがスティーヴ・スミスとロス・ヴァロリーを解雇

ジャーニーの中心メンバーであるギタリストのニール・ショーンとキーボーディストのジョナサン・ケインが、ドラマーのスティーヴ・スミスとオリジナル・メンバーでベーシストのロス・ヴァロリーを解雇しました。今後二人が「Journey」の名前を使って演奏することはありません。
 
ショーンとケインが弁護士を通じてカリフォルニア州の最高裁判所に提出した訴状によると、スミスとヴァロリーは、「Journey」というバンド名の独占権を得るためにクーデターを試みたとのことで、ショーンとケインは3月3日付けで二人を解雇し、1,000万ドル(約10億7,000万円)を超える賠償金も求めています。


ニール・ショーン、ジョナサン・ケイン側が提出した訴状

ショーンとケインは、元フロントマンのスティーヴ・ペリーが脱退した1998年に、バンドの事業体「ナイトメア・プロダクション」を通じ、バンド名を含む「Journey」の商標は、ショーンとケインのみが独占権を有するという契約書を交わしていました。
 
ところが最近になって、バンド名の所有権がナイトメア・プロダクションにあると誤解していたスミスとヴァロリーは、その権利を得るためにナイトメア・プロダクションを乗っ取る陰謀を企て、ショーンとケインから独占権を奪おうとしたそうです。
 
弁護士によると、スミスとヴァロリーはバンド名の所有権を独占することで、引退後もジャーニーのツアー収益などから永遠に収入が保証されるよう目論んでいたとし、その結果、バンドが一緒に活動していく上で必要な相性や結束力、信頼感が破壊され、ショーンとケインは二人を信用できなくなったため、二度と一緒に活動する意思はないとのことです。
 
ジャーニーのアルバムにスミスとヴァロリーがクレジットされている曲はほとんどありませんが、彼らは長年にわたり高額のギャラを受け取っていたそうです。

2017年にはジャーニーのメンバーとして「ロックの殿堂」入りも果たしましたが、2019年大晦日のラスヴェガス・レジデンシー公演がジャーニーとの最後のパフォーマンスになりました。
 
今後のジャーニーは、5月15日からプリテンダーズとの北米ジョイント・ツアー(2019年11月1日MLCニュース参照)が予定されており、ショーン、ケイン、ピネダのラインナップに、解雇した二人の後任となるトップ・ミュージシャンを入れて行なうそうです。
 
現時点で、スミスとヴァロリーからは何のコメントも発表されていません。
Journey
Old Lang Syne &
Any Way You Want It
NYE - Las Vegas
12/31/2019 - Happy New Year!!!
商品詳細
Journey
『Journey Original Album Classics』

5CDs(2012/2/17)輸入盤
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