この大規模ツアーは、2027年にかけて行なわれるようですが、現時点では北米ツアーの第1行程として、2026年2月28日から7月2日までの60公演が発表されており、ニール・ショーン（g）、ジョナサン・ケイン（key）、アーネル・ピネダ（vo）、ジェイソン・ダーラトカ（key）、トッド・ジェンセン（b）、ディーン・カストロノヴォ（ds）が参加する予定です。

ニール・ショーンは、次の声明を発表しています。

「このツアーは、すべての曲、すべての時代、そしてどんな浮き沈みも共に歩んでくれたファンの皆様に心からの感謝を表すものです。最新のプロダクションで、ヒット曲や隠れた名曲、エネルギー、そしてスペクタクルを余すことなくお届けします。私たち全員を一つに結び付けてくれた音楽への大団円になるでしょう。

僕は創設メンバーとして、今日に至るまでどこへ行ってもジャーニーの灯火を背負ってきました。バンドの想いと精神は永遠に残ります。これで、我々が共有してきたジャーニーの力強い一章に別れを告げることになりますが、僕がまだ終わってないことを知ってほしいのです。僕の中で音楽は今も強く燃え続けており、この先には新たな創造の地平が広がっています。このツアーは、皆様への感謝の気持ちであると同時に、次の世界への始まりでもあるのです」

また、ジョナサン・ケインは次のように述べています。

「信じられないほど素晴らしい道のりでした。我々は、何百万人もの人々と音楽を共有してきました。このツアーは皆様への感謝と、繋がり、そしてあの魔法を一緒に感じられる最後のチャンスになります。この方法以外は考えられません」

なお、ニール・ショーンが『ローリング・ストーン』誌との最新インタヴューで語ったところによると、フェアウェル・ツアーのきっかけは、ジョナサン・ケインが「あと1回ツアーを行なった後、バンドを脱退したい」と希望したためだったそうで、ケイン自身も先月、その事実を認めていました。