キャット・スティーヴンス、かつての名盤をリメイクしてのニュー・アルバムの登場。本人による、50年後の新解釈です。
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〈以下メイカー・インフォメーションより〉
1970年にリリースされ、全米アルバム・チャートTOP 10入り、マルチ・プラチナの大ヒットを記録し、ユスフ(キャット・スティーヴンス)の世界ブレイクのきっかけとなったセカンド・アルバム『父と子』(原題『Tea for the Tillerman』)。キャリアを通しての代表曲「ワイルド・ワールド」や「父と子」(原題「Father And Son」)ほか粒ぞろいの名曲を収録したこのアルバムの発売50周年を記念して、現代的解釈で再構築したニュー・アルバム『父と子2』(原題『Tea for the Tillerman²』)が9月18日にリリースされることが決定した。
そしてリード・シングル「子供達の園はどこへ?」(原題「Where Do The Children Play?」)がリリースされた。
「Where Do The Children Play?」の試聴:購入は
こちら。
オリジナル録音から半世紀を経て、ユスフ(キャット・スティーヴンス)は同じ11曲を再レコーディングし、今の時代に向け新たに生まれ変わらせた。メロディにあふれた70年代を代表するアーティストと、彼が生み出した名曲との美しい再会(リユニオン)と言える。当時から今に至るまで、『父と子』の収録曲は映画やテレビに起用され多くのアーティストにカヴァーされ、聴き継がれてきた。「ワイルド・ワールド」はMR. BIGやマキシ・プリーストなどによるカヴァー・ヴァージョンも大ヒットし、「父と子」は2017年に公開された映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』のサントラに収録されている。
『父と子2』のレコーディングは2019年夏、南仏プロヴァンスのラ・ファブリーク・スタジオで行なわれた。オリジナル録音時も制作に関わったポール・サミュエル=スミス(プロデューサー)とアラン・デイヴィス(G)、ユスフの現在のライヴでのバンド・メンバーであるブルース・リンチ(B)、エリック・アパピュレー(G)、クワメ・イエボア(Perc, Key)、そしてジム・クリーガン(G)、ピーター・ヴェテッシ(Key)などが参加している。
ユスフ(キャット・スティーヴンス)はその人生とキャリアにおいて、どんな時もメッセージの中心には人間らしさがあった。人と人の間に平和と理解をもたらし、人と自然との調和を求める者にとって、暖かく心和ませる音楽の光を放ってきた。
全く先の見えない、崩壊を続ける物質主義の世の中において、それを支えるのは、精神的なつながりを切望する思い──不確かで不安定なこの時代にこそ、ユスフの価値観は表現されてしかるべきである。誕生から50年、『父と子2』によって、新たな世代がこのアルバムを再発見することになる。
「いずれこうなるのを待っていた運命であるかのように、『父と子2』のメッセージにふさわしい時代がまた訪れたという気がしている」 ――ユスフ(キャット・スティーヴンス)