ユスフ（キャット・スティーヴンス）、ジョージ・ハリスンのカヴァー「Here Comes The Sun」リリース

このカヴァーは、ユスフが同レーベルからリリースした最初の曲になりますが、現在レーベルを運営しているジョージの息子、ダーニ・ハリソンによると、今後もユスフの新アルバムのリリースや、バック・カタログ７タイトルのリイシューを予定しているそうです。

20代の時にジョージから音楽的、精神的に大きな影響を受けたユスフは、次のように語っています。

「1968年に僕が結核で入院した頃、ジョージ・ハリスンは東洋の神秘主義を探求し始めていました。病院のベッドで時間を持て余していた僕は、『The Secret Path』という仏教の本を読み始め、それが自分自身で光を探すきっかけになったのです。
僕の世代は、大半の人が音楽にのめり込むだけでしたが、僕はジョージに少し似ていて、音楽が遥かに高い何かへの手がかりになりました。激動の60年代に続き、ジョージの意識が目覚め、彼は多くの人が経験したことのないレベルまで超越しました。それは彼の歌詞からも読み取れますし、彼の生き方や物質世界との付き合い方からも分かります。
ジョージは、何百万人ものバングラデシュ人が紛争から逃れて難民になった当時、貧しい人々のためにチャリティ・コンサートを開催した最初の人物の一人でした。それは勇敢なことであり、すべての規定に反していました。彼の曲は、深刻に暗く壊れた世界に光と希望が蘇ることを表しており、この曲を歌えて嬉しいです」