英ジャズ・ロックの先駆者の一人、キース・ティペットが72歳で死去

イギリスを代表するジャズ・ピアニスト/作曲家で、キング・クリムゾンのコラボレーターでもあったキース・ティペット(Keith Tippett)が6月14日、72歳で亡くなりました。

ティペットのフェイスブックで訃報が伝えられていますが、死因は公表されていません。
 
『The Guardian』によると、ティペットは2018年に心臓麻痺と肺炎を患って衰弱していましたが、その後回復し、2019年にはライヴに復帰していたそうです。
 
1947年にイングランドのブリストルに生まれたティペットは、10代でジャズ・ピアノを始め、1967年に音楽の道を追求するためにロンドンへ移りました。
 
1970年にはロンドンのジャズ・シーンで有名になり、バンドリーダーとしてデビュー・アルバム『You Are Here, I Am There』をリリース。

同年、キング・クリムゾンのアルバム『In the Wake of Poseidon(ポセイドンのめざめ)』に収録された3曲「Cadence and Cascade」「Cat Food」「The Devil’s Triangle」で演奏し、これに続くアルバム『Lizard』にも参加、ティペットはロバート・フリップからバンドに誘われましたが、断ったそうです。

商品詳細
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また同時期に、プログレッシヴ・ロックやジャズ、クラシックのミュージシャンから成る50人編成のビッグ・バンド、センティピード(Centipede)を結成し、ヨーロッパ・ツアーを行ないました。センティピード1971年のアルバム『Septober Energy』では、ロバート・フリップがプロデューサーを務め、ティペットはキング・クリムゾン1971年のアルバム『Islands』に参加しています。

デヴィッド・シルヴィアン他、関係者らの追悼メッセージをまとめた記事もご覧ください(12)。

安らかなる眠りをお祈りいたします。
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