ジミヘンを手がけた名プロデューサー／エンジニアのエディ・クレイマー、本とドキュメンタリー、ポッドキャストを計画中

また、同名のドキュメンタリーは、エミー賞／アカデミー賞の受賞歴があるプロデューサーのジョン・ドーシーが監督を務めることになっており、本が完成してからドーシーと映画の脚本に取り掛かるそうですが、新型コロナの影響もあり、映画の製作は来年からスタートするそうです。
 
南アフリカ生まれのクレイマーは、19歳の時にロックが流行り出した60年代初期のイギリスに移住しました。レコーディング・プロデューサー／エンジニアとして、ビートルズ、デヴィッド・ボウイ、エリック・クラプトン、ジミ・ヘンドリックス、キンクス、KISS、レッド・ツェッペリン、ストーンズ、サンタナ、ピーター・フランプトン、ホワイトスネイクなど、数多くの大物ミュージシャンらのコラボレーターを務め、素晴らしい思い出話が山のようにあるとのことです。
 
本とドキュメンタリーに使われる写真の大半は、クレイマーのウェブサイト「Eddie Kramer Archives」で閲覧と購入が可能になっており、クレイマーは次のように語っています。
「あの頃は、今と違って、『俺のアーティストの写真を撮るな』なんて言うマネージャーは一人もいなかったから、ヘンドリックスやストーンズ、ツェッペリンをはじめ、多くのバンドと密着した写真をたくさん撮ったよ」

また、最近クレイマーは、ライヴ・チャット・シリーズ「Ask Eddie Kramer」で、ヘンドリックス、ストーンズ、ツェッペリンと仕事をした時のことや、ウッドストックのサウンドトラックに関するファンからの質問に答え、このシリーズが好評だったことからポッドキャストを始める気になったそうで、今年の夏にはスタートさせたいとのこと。
 
「 “Kramer Talk” は、チャット・シリーズで素晴らしい質問をたくさんしてくれたファンのための番組なんだ。何百、何千という質問があって、俺はオンラインで音楽を愛するファンと話し続けていきたいんだ。それに、俺は物語を聞かせるのが大好きだからね」