カート・コバーンが『MTV Unplugged』で使用したギター、史上最高値の601万ドルで落札

5月12日のMLCニュースでお伝えしたように、ニルヴァーナのカート・コバーンが1993年のライヴ『MTV Unplugged in New York』で使用した1959年製のエレクトリック・アコースティック・ギター “Martin D-18E” がオークションに出品され、ギターの落札価格としては最高額となる601万ドル（約6億4,000万円）で落札されました。
 
これまでは、ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアが所有していたブラック・ストラトキャスターの落札額395万ドル（約4億2,000万円）が最高値でした。
 
ジュリアンズ・オークションによると、コバーンのギターには、オークションがスタートする前から、推定落札価格だった100万ドルを超える値が付いていたそうで、最終的にはロード・マイクロフォンズ（Rode Microphones）の創業者ピーター・フリードマン氏が601万ドルで落札しています。
 
また、同オークションには、コバーンが使っていたディストーション・ペダル “Boss DS-1” も出品され、こちらはおよそ9,000ドル（＝約96万円）で落札されました。

このペダルは、コバーンがニルヴァーナの「Nevermind」ツアーで使い、1991年9月25日に米ロードアイランド州プロビデンスのクラブ ”Babyhead” で公演を行なった際、ペダルに技術的な問題が発生したため、コバーンがステージでペダルを壊し、客席に放り投げたもの。投げられたペダルは、観客だったジェフ・トステが受け取り、本物であることを証明する署名入りの手紙と共に、トステがオークションに出品していました。