モリー・ハチェットのオリジナル・ギタリスト、スティーヴ・ホーランドが死去

ホーランドが2005年に結成したゲイター・カントリー（Gator Country）がSNSで訃報を伝えていますが、ホーランドの年齢や死因は公表されておらず、バンドのフェイスブックでは、闘病生活を送っていた彼の近況が定期的に報告されていました。
 
アラバマ州生まれのホーランドは、フロリダ州のジャクソンヴィルに移住した後、1971年にギタリストのデイヴ・ハルベックとモリー・ハチェットを結成し、何度かメンバー・チェンジを繰り返した後、1976年までにシンガーのダニー・ジョー・ブラウン、ベーシストのバナー・トーマス、ギタリストのデュアン・ローランド、ドラマーのブルース・クランプが加わり、6人のラインナップに落ち着きました。
 
ホーランドは、バンド1978年のデビュー・アルバム『Molly Hatchet』から1983年の『No Guts No Glory』に至るまで5枚のアルバムに参加し、最初の3枚はプラチナ・アルバムに、1979年の『Flirtin’ with Disaster』はダブル・プラチナ・アルバムに輝き、ビルボードのアルバム・チャートでトップ20入りを果たしましたが、ホーランドはツアーを続けたくないとの理由で1984年に脱退しました。

その後2005年にハチェットの元メンバーだったジミー・ファラー、ブルース・クランプ、デュアン・ローランド、リフ・ウェストらとゲイター・カントリーを結成し、2008年にはライヴ・アルバムをリリースしましたが、現在では上記のメンバー全員が他界しています。