レッチリの元ギタリスト、ジャック・シャーマンが64歳で死去
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(RHCP)の元ギタリスト、ジャック・シャーマン(写真中央)が8月18日、64歳で亡くなりました。
バンドがSNSで訃報を伝えていますが、死因は発表されていません。
「我々RHCPファミリーは、ジャック・シャーマンが死後の世界へと無事に船出することを祈っています。ジャックは我々のデビュー・アルバムと初のアメリカ・ツアーで演奏しました。ユニークなヤツで、良かった時も悪かった時も含め、全ての時間に感謝しています」
1956年にマイアミで生まれたシャーマンは、RHCPのオリジナル・ギタリストだったヒレル・スロヴァクの後任として1983年に加入。デビュー・アルバム『Red Hot Chili Peppers』の演奏と作曲、サポート・ツアーに参加し、セカンド・アルバム『Freaky Styley』でも何曲かを共作しましたが、1985年にヒレルが復帰することになり、セカンド・アルバムのレコーディング前に解雇されました。
脱退後もRHCPのアルバム『Mother’s Milk』とEP「The Abbey Road」にバック・ヴォーカルとして参加しましたが、RHCPが2012年に「ロックの殿堂」入りを果たした際、ギタリストのシャーマンとデイヴ・ナヴァロは殿堂入りのメンバーには含まれず、シャーマンはバンドへの貢献を無視されたとして、バンドを非難していました。
しかしながら、フロントマンのアンソニー・キーディスは、2006年に出版した自叙伝『スカー・ティッシュ〜アンソニー・キーディス自伝』(小社刊)の中で、「初期のバンドを支え、重要な役割を果たした」として、シャーマンに敬意を表しています。
また、脱退後のシャーマンは、ボブ・ディランやジョージ・クリントンのアルバムに参加し、フィアガル・シャーキーやピーター・ケイスらともコラボしています。
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