シンガー/ソングライターのジャスティン・タウンズ・アールが38歳で死去
カントリー/ロックのレジェンド、スティーヴ・アールの息子で米シンガー/ソングライターのジャスティン・タウンズ・アール(Justin Townes Earle)が8月23日、38歳の若さで他界しました。
訃報は彼のフェイスブックで伝えられていますが、死因は公表されていません。
「我々の息子であり、夫、父親、友人でもあるジャスティンの訃報をお伝えするのは途轍もない悲しみです。長年にわたり皆様の多くが彼の音楽と歌詞を頼りにし、我々は彼の音楽がこの先も皆様の旅の道標になることを願っています」
1982年にナッシュヴィルで生まれたジャスティンのミドルネーム “タウンズ” は、父の指導者でミュージシャンの故タウンズ・ヴァン・ザント(Townes Van Zandt)に敬意を表して名付けられました。
ジャスティンと父スティーヴの関係は複雑で、両親が離婚したジャスティンは、2歳の時から母親に育てられ、10代から地元バンドのディストリビューターズとスウィンドラーズで活動し、父親のツアー・バンドであるザ・デュークスでも演奏しましたが、ドラッグ中毒のため、父のバンドから解雇されています。
その後ソロに転向したジャスティンは、2007年に6曲入りのEP「Yuma」を発表し、2008年のデビュー・アルバム『The Good Life』から2019年のラスト・アルバム『The Saint of Lost Causes』に至るまで、8枚のアルバムをリリース。
また、2009年にはアメリカン・ミュージック・アワード(AMA)の「New and Emerging Artist(新進アーティスト賞)」を受賞し、2年後の2011年に「Harlem River Blues」がAMAの最優秀楽曲賞を受賞、翌2012年にはワンダ・ジャクソンのアルバム『Unfinished Business』のプロデュースも手掛けました。
しかしながら、12歳からドラッグ中毒だったジャスティンは、何度もリハビリ施設の入退院を繰り返し、2016年にもドラッグ中毒が再発していました。
安らかなる眠りをお祈りいたします。


商品詳細
Justin Townes Earle
『Saint of Lost Causes』
CD(2019/5/24)輸入盤

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