ロジャー・ウォーターズ、「The Gunner‘s Dream」のミュージック・ビデオ公開

このビデオは、1月18日のキング牧師生誕記念日に公開され、ウォーターズはインスタグラムに次のように綴っています。

「夕べ、俺は2013年のドキュメンタリー『The Man Who Saved The World』（世界を救った男）を観ていた。その男の名はスタニスラフ・ペトロフ（Stanislav Petrov＝ソ連防空軍の元中佐）で、俺は1982年に彼が世界を救った1年前に “The Gunner’s Dream” を書いた。スタニスラフが然るべき時に然るべき場所にいなかったら、こうして俺たちが生きていることはなく、37歳以下の人々は生まれていなかった。そう考えると妙な気分だ。核兵器には何の価値もなく、我々が危険を覚悟で時限爆弾を無視していることは周知の事実だが、アクシデントは起きるのだ。この世でスタニスラフのような人物は希少であり、我々は極めて幸運だった。俺が世界を支配したら、賢人の言葉に耳を傾け、明日の朝一番に核兵器を排除するだろう。キング牧師の記念日に……。もちろん、世界を支配することなど誰にも出来ず、世界が支配されることもあり得ない。世界とは、愛され、敬われ、分かち合うものである。我々が明日の朝、まだ生きていたらの話だが」