ポール・サイモン、全カタログ曲をソニー・ミュージックに売却

売却額は公表されていませんが、サイモンは次の声明を発表しています。
「今後何十年にもわたり、ソニー・ミュージック・パブリッシングが僕の曲の管理人となってくれることを嬉しく思っています。僕のキャリアは、コロンビア／ソニー・レコードでスタートしているので、音楽出版の面においても彼らと取り組んでいくことは自然の流れだと感じています」

ポール・サイモンは、50年代後半から幼馴染のアート・ガーファンクルと共にフォーク・シンガーとしてキャリアをスタートさせ、二人は60年代にサイモン＆ガーファンクルとして「Mrs. Robinson」や「The Sound of Silence」「The Boxer」などの大ヒット曲を連発しました。
また、1970年にソロに転向してからも、「50 Ways to Lose Your Lover」や「Graceland」など多数のヒット曲を生み出したサイモンは、キャリアにおいてグラミー賞を16回受賞し、2018年にツアーから引退すると発表しました。

ソニー・ミュージック・パブリッシングのCEOジョン・プラットは、次のように語っています。
「ポール・サイモンは生涯に一度しか出てこない優れたソングライターで、彼の卓越した一連の作品が我々の文化と思考に永続的な影響力を及ぼしました。“Bridge Over Troubled Water” といったサイモン＆ガーファンクルのスタンダード曲から “Graceland” のようなソロ曲に至るまで、ポール・サイモンの音楽は文化の試金石として世界中の人々の心に深く響いているのです。忘れることの出来ない彼の楽曲の代理人を務めることは、ソニー・ミュージック・パブリッシングにとって信じがたいほど素晴らしい名誉ですので、この上ないプライドを持ってポールを我々のファミリーに歓迎したいと思います」