ジョン・ライドン、セックス・ピストルズの伝記ドラマ・シリーズ『Pistol』を批判

セックス・ピストルズのギタリスト、スティーヴ・ジョーンズ2018年の回顧録『Lonely Boy:Tales from a Sex Pistol』を原作としたダニー・ボイル監督の伝記ドラマ・シリーズ『Pistol』の制作が決まり、先月から撮影が進んでいますが、バンドのヴォーカリストだったジョン・ライドンは、自身の同意もなく制作されているとして、訴訟も辞さないと憤りを露にしています。
 
ライドンは、『サンデー・タイムズ』紙に掲載された同作品の宣伝写真について、同紙とのインタヴューで、次のように語っています。
「俺がこれまで耐えてきた中で最悪の冒涜だ。俺を演じる俳優を雇っているが、その俳優は何に取り組んでるんだ? 俺の役柄じゃないことは確かだね。これは裁判所に行くしかないだろう」

ライドンは2012年、ロンドン・オリンピックの開会式でダニー・ボイル監督と仕事をしたことがあるそうで、「俺たちは全く面識がない訳じゃないんだ。俺を無視して制作できると思ってるんだろうけど、これは大ゲンカなしには実現しないね。俺はジョニーなんだぜ。俺の邪魔をしたら、とことんまで俺と関わることになる。面目を失うことになるよ」とも語りました。

『Pistol』の放送日はまだ発表されておらず、広報担当者によると、ボイル監督はライドンのマネジメント会社に作品の件で連絡を取ったものの、最終的には直接的なコンタクトを断られたと述べています。

この作品は、6話構成の伝記ドラマ・シリーズとして米TV局FXで放送予定となっており、アンソン・ブーンがジョン・ライドン(ジョニー・ロットン)を演じるほか、トビー・ウォーレス(スティーヴ・ジョーンズ役)、ジェイコブ・スレーター(ポール・クック役)、ファビアン・フランケル(グレン・マトロック役)、ルイス・パートリッジ(シド・ヴィシャス役)らの出演が決まっています。
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