ゲイリー・ケンプ25年振りソロ作発売中! ボウイに憧れた自叙伝をアニメで表現した胸キュンなMVも公開
Gary Kemp - Waiting for the Band (Official Lyric Video)
元スパンダー・バレエのゲイリー・ケンプが7月16日に26年ぶりのソロ・アルバム『In Solo』を発売。クイーンのロジャー・テイラーが参加した「Too Much」のミュージック・ビデオ公開のニュースは6月8日MLCニュースでお伝えしましたが、自叙伝的内容の新ミュージック・ビデオが公開に。自ら解説するコメントも寄せています。

ニック・メイスンズ・ソーサーフル・オブ・シークレッツのギタリスト=ゲイリー・ケンプ(元スパンダー・バレエ)、25年ぶりのソロ・アルバム『InSolo』7/16発売! クイーンのロジャー・テイラーがゲスト参加。ボウイに憧れた自叙伝をアニメで表現した胸キュンなMVも公開!
元スパンダー・バレエのメンバー(ギタリスト/ソングライター)で、ニック・メイスンズ・ソーサーフル・オブ・シークレッツのギタリスト/ヴォーカリストであるゲイリー・ケンプ(Gary Kemp)の25年ぶりのソロ・アルバム『InSolo』が7/16発売! MV「Waiting for the Band」も公開された。
このMVはゲイリー自身の経験を基に作られた自叙伝的なもので、デヴィッド・ボウイのメイクをしてコンサートに行く少年がボウイに出会うまでを描くアニメーションが感動的。誰にでも一度はある瞬間「音楽やアーティスト、バンドのファンだった10代の頃の気持ちや、彼らを見ることへの期待感、ヒーローを探しているスリル感」青春の一ページを描いた胸キュン・ビデオ!

この「Waiting for the Band」は、ゲイリー自身が1973年にデヴィッド・ボウイの2つの重要なショー、7月にハマースミス・オデオンで行なわれた「ジギー・スターダスト」最終公演と、10月にマーキーで行なわれた「The 1980 Floor Show」に参加した思い出を基にして作られている。ゲイリーはこの曲についてこう語っている。
「この曲では、音楽やアーティスト、バンドのファンだった10代の頃の気持ちや、彼らを見ることへの期待感、ヒーローを探しているスリル感を表現しようとしたんだ。曲の中盤では、主人公である私が会場に入り、ステージ前の光のプールに向かって、高まる幸福感を感じている。私にとっては1973年のハマースミス・オデオンで、ボウイが登場した時だったんだけど、誰にでもその瞬間があるんじゃないかな」
「私は今でも、あの感覚が再び起こるのを待っている。あのバンド、彼、彼女、あるいは彼らが、私を芯から興奮させてくれるのを待っている。あのスリルがまだ先にあるのではないかと思うと、それだけで一日が終わってしまいそうなくらいワクワクする。それは、音楽や失った友人、失われた青春に対するノスタルジアかもしれない。それが何であれ、私はまだそれを深く感じていて、それを歌にしたいと思ったんだ」
「この曲のレコーディングを始めたとき、1978年にアールズコートの外にいたボウイ・ファンが、ショウの前にインタビューを受けている古い映像を偶然見つけて。彼らの声の一部を曲の中に取り込んだ。彼らはその瞬間人生が変わったんだ。彼らの声は私に感動を与えてくれた。それは失われた青春だった」
1973年夏の運命の夜にデヴィッド・ボウイと共演したミュージシャンの一人、ピアニストのマイク・ガーソンは、近日発売予定のスティーブン・ウィルソンの「Waiting For The Band」のリミックスにも参加している。
スパンダー・バレエのメンバー(ギタリスト/ソングライター)で、ニック・メイスンズ・ソーサーフル・オブ・シークレッツのギタリスト/ヴォーカリストであるゲイリー・ケンプ。スパンダー・バレエは、80年代に「True」「Gold」「Through the Barricades」等のヒット曲を連発。アルバムの総売上枚数は2,500万枚以上に及び、ゲイリー・ケンプはこの時代で最も成功したソングライターの一人となった。また、ゲイリーは俳優としても映画『ボディー・ガード』やBBCのコメディ番組『ザ・ケンプス』に出演し、人気を博した。最近では2018年に結成された、初期ピンク・フロイドの楽曲をライヴ演奏するプロジェクト=ニック・メイスンズ・ソーサーフル・オブ・シークレッツにギタリスト/ヴォーカリストとして参加し、高い評価を得ている。
ソロ・デビューアルバム『Little Bruises』の発売から25年、2枚目のソロ・アルバムとなる『InSolo』は、都市景観における孤独というパラドックスと、バックミラーを通して見える過去の人生への執着の高まりとそれが現在に及ぼす影響という、2つの主要なテーマに焦点を当てて制作された。アルバムからの先行曲「Ahead of the Game」は、爽やかな70年代テイストに溢れる楽曲。
「このアルバムの曲のバックコーラスは、ウィングス、10cc、スーパートランプといった70年代後半のグループを参考にしたんだ」
ゲイリーはそう語る。なぜ今、ソロ・アルバムを作るのかという質問に対してゲイリーはこう答えている。
「ニック・メイスンと世界中で演奏することによって、スパンダー・バレエからは得られなかったギター・プレイヤーおよびシンガーとしての一定の評価を得た事が自信になった。それが今回ソロ・アルバムを作る事につながったんだ。私はある年齢で、世界の問題と自分の人生を理解する必要があると感じていて、私の場合それを行う唯一の方法は、ソングライティングによる自己セラピーなのさ」
アルバムには、ピンク・フロイドのレコーディングにも参加し、ニック・メイスンズ・ソーサーフル・オブ・シークレッツのベーシストであるガイ・プラット他、「Too Much」のドラムにはクィーンのロジャー・テイラーが参加。25年の時を経てリリースされる、円熟味に溢れたソロ作品に大きな期待が寄せられている。
ゲイリー・ケンプ公式サイト

商品情報
Gary Kemp
『InSolo』
CD(2021/7/16)輸入盤
2. A Rumour Of You
3. Waiting For The Band
4. Ahead Of The Game
5. I Remember You
6. Too Much
7. The Fastest Man In The World
8. I Am The Past
9. The Feet Of Mercury
10. The Haunted
11. Our Light


商品情報
ゲイリー・ケンプ
『リトル・ブルージズ』
CD(1995/10/1)¥2,283

商品情報
スパンダー・バレエ
『ゴールド - ザ・ベスト・オブ・スパンダー・バレエ』〈ヨウガクベスト 1300 SHM-CD〉
CD(2018/4/18)¥1,247
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