スティング、11月に5年ぶりのオリジナル・ニュー・アルバム『ザ・ブリッジ』をリリース。ファースト・シングル「イフ・イッツ・ラヴ」先行リリース

©️ Eric Ryan Anderson
スティングの新アルバム『The Bridge』が11月19日に発売されることになり、ファースト・シングル「If It’s Love」が公開されました。

ソロ通算13作目となる今作には、スティングがパンデミック中に書いた曲が収録されており、親しかった人々の死や、隔離生活、途絶、ロックダウン、途轍もない社会的・政治的混乱について思いを巡らした作品とのことです。

なお、日本盤にのみ、14曲目の「I Guess the Lord Must Be in New York City」が追加のボーナス・トラックとして収録されています。
Sting - If It’s Love (Official Audio)
〈以下メイカー・インフォメーションより〉

スティング、11月に5年ぶりのオリジナル・ニュー・アルバム『ザ・ブリッジ』をリリース。ファースト・シングル「イフ・イッツ・ラヴ」先行リリース。

スティングが、11月19日に新作『ザ・ブリッジ』をリリースすると発表した。

今年3月にこれまでのデュエット/コラボレーションから選曲して1枚にまとめた『デュエッツ』をリリースしたばかりだが、オリジナル・アルバムとしては『ニューヨーク9番街57丁目』(2016)以来5年ぶりの新作となる。そして第1弾シングル「イフ・イッツ・ラヴ」が先行配信された。
『ザ・ブリッジ』は、作曲家としてのスティングの多才で多様な能力を示すと同時に、その比類なきキャリアを通じて探求されてきた、さまざまなスタイルやジャンルを反映する作品となっている。世界的規模のパンデミックにより人命が奪われ、人と人が離れ離れになり、混乱とロックダウンと未曾有の社会的/政治的混乱に見舞われた1年間に書かれた曲を収録。制作/録音の多くをリモートで行なわざるを得なかった今作のテーマは、離れ離れになった人々の間に橋を架けることだという。当初からテーマを決めていたわけではないが、制作の過程でなるべくしてなったという。

多くのコンセプトやテーマを探究する本作において、“橋(ブリッジ)” が意味するものは、異なるアイデアや文化、大陸、時には川の岸辺をつなぐ、永続的に進化し続けるリンクだ。それはまた、過去につながる道でもある。こうしてスティングの基盤を形成し、まさにDNAに組み込まれた音楽や場所についての思索は深められる。

「これらの曲は、ある場所と別の場所、ある精神状態と別の精神状態、生と死、人と人の関係、そういったすべての “間” にあるものだ。このパンデミックと時代の間に挟まれ、政治的にも社会的にも心理的にも、僕らは、何かの真ん中で立ち往生している。架け橋が必要なんだ」(スティング)

ロックンロール、ジャズ、クラシック、フォークなど、スティングがこれまでのキャリアを通じて用いてきた様々なスタイルやジャンルからインスピレーションを得たこのアルバムに収録されているのは、1曲目からロック全開の「ラッシング・ウォーター」や新しい形のインディ・ポップとも言える「イフ・イッツ・ラヴ」などのポップ・ロック曲から、くすんだエレクトロニック・バラード「ラヴィング・ユー」、スティングの代表作「フィールズ・オブ・ゴールド」の時代を彷彿とさせるロマンティックな「フォー・ハー・ラヴ」まで、どれもスティングの真髄ともいえるサウンドばかり。

シングル曲の「イフ・イッツ・ラヴ」は、一流メロディメイカーとしての才能が証明される、アップビートかつ爽やかで癖になるポップ・チューン。一発でスティングとわかる声で、ストレートなラヴ・ソングとは異なるアプローチで恋愛感情を捉え、自分の症状を医者に電話することに例えて歌に乗せる。

「恋をし、恋に破れながらも、恋につける薬がないと歌うソングライターは、けっして僕が初めてではないし、最後でもない。“イフ・イッツ・ラヴ” は、僕がその仲間入りをした1曲であり、恋における比喩的な症状や診断、そして恋を前にしたどうにもならない無能力さは、弱々しく微笑まずにはいられないほど、誰にとっても身に覚えのあることだ」(スティング)

ロックダウン中の昨年1年をかけて制作/録音された本作。スティングはスタジオに信頼を寄せるミュージシャンたちをリモートで集め、作業を進めた。メンバーはドミニク・ミラー(ギター)、ジョシュ・フリース(ドラム)、ブランフォード・マルサリス(サックス)、マヌ・カチェ(ドラム)、マーティン・キーゼンバウム(キーボード)、フレッド・ルノーディン(シンセサイザー)、バック・ヴォーカリストのメリッサ・ムジーク、ジーン・ノーブル、ジョー・ローリー、ライラ・ビアリ。 プロデュースはスティングとマーティン・キーゼンバウムが手掛けた(1曲のみ、スティング、マヤ・ジェーン・コールズ、マーティン・キーゼンバウム)。

セシル・シャープの『イギリス民謡集』に収録されたフォーク・バラッドの謎多き起源についての考察から、J. ロバート・オッペンハイマー、ノーザンブリアのローマ史、イエスの使徒の聖トマスまで、『ザ・ブリッジ』を作り上げる影響は多岐にわたっている。

『ザ・ブリッジ』は、スタンダードCD、デラックスCD、LP、カセット、デジタル配信の各形態でリリースされる。デラックスCD・LPにはボーナス・トラックが3曲収録される。日本盤CDにはボーナス・トラックがさらに1曲収録される。日本盤はCD通常盤とDVD付デラックス盤の2形態がリリースされる。

スティングは今月末からライヴを再開する。9月27日イタリアのシチリア公演、9月30日と10月1日にはアテネの歴史的なイロド・アティコス音楽堂で講演を行なう。そして10月29日から11月13日は『マイ・ソングス:ザ・ラスベガス・レジデンシー』と題したシーザーズ・パレスのザ・コロシアムでの公演が予定されている。
日本盤ボーナス・トラック1曲収録/日本盤のみSHM-CD仕様/スティングによるライナーノーツ・日本語訳付

CD+DVDデラックス盤:UICY-79755/4,070円(税込)/日本独自企画盤/7インチ・サイズ・パッケージ/折込ポスター2枚封入
CD通常盤: UICY-16021/2,750円(税込)

CD
1. Rushing Water/ラッシング・ウォーター
2. If It’s Love/イフ・イッツ・ラヴ
3. The Book of Numbers/ザ・ブック・オブ・ナンバーズ
4. Loving You/ラヴィング・ユー
5. Harmony Road/ハーモニー・ロード
6. For Her Love/フォー・ハー・ラヴ
7. The Hills on the Border/ザ・ヒルズ・オン・ザ・ボーダー
8. Captain Bateman/キャプテン・ベイトマン
9. The Bells of St. Thomas/ザ・ベルズ・オブ・セント・トマス
10. The Bridge/ザ・ブリッジ
11. Waters of Tyne/ウォーター・オブ・タイン
12. Captain Bateman’s Basement/キャプテン・ベイトマンズ・ベースメント
13. (Sittin’ on) The Dock of the Bay/ドック・オブ・ベイ
14. I Guess the Lord Must Be in New York City/孤独のニューヨーク

デラックス盤DVD
・Interview & Track by Track/インタヴュー&トラック・バイ・トラック<日本語字幕付>
・If It’s Love (Music Video)/イフ・イッツ・ラヴ(ミュージック・ビデオ)
・Rushing Water (Music Video)/ラッシング・ウォーター(ミュージック・ビデオ)
商品詳細
スティング 
『デュエッツ』
(SHM-CD)

CD (2020/11/27)¥2,750

商品情報
ザ・ポリス 
『エヴリ・ムーヴ・ユー・メイク:ザ・スタジオ・レコーディングス』(限定ボックス)

6CDs(2019/11/15)¥8,980

商品情報
スティング
『マイ・ソングス - スペシャル・エディション』


2CDs(2019/10/4)¥3,520

 
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