ポール・サイモンの新オーディオブック『Miracle and Wonder』、11月発売

この5時間におよぶオーディオブックには、サイモンが作家のマルコム・グラッドウェルと、『ニューヨーク・タイムズ』のジャーナリストであるブルース・ヘッドラムと、9回にわたり自宅や休暇先で録音した30時間以上ものインタヴューがフィーチャーされており、サイモンがニューヨークのクイーンズで過ごした幼少期や、アート・ガーファンクルとのコラボレーション、ソロ・キャリアを含めたバイオグラフィが語られ、スティング、ジェフ・トゥイーディー、ハービー・ハンコック、ロザンヌ・キャッシュらがカメオ出演しているそうです。

また、オーディオブックでは、「The Sound of Silence」や「The Boxer」「Graceland」の未発表ライヴ・スタジオ・ヴァージョンのほか、2018年の「In the Blue Light」以来となる新曲「Seven Psalms」の一部がフィーチャーされ、サイモンが “非常に個人的な作品” と述べている新作に取り掛かっていることも明かされています。

サイモンは、「これまで様々なプロジェクトで何百回ものインタヴューを受けたけど、マルコムとのインタヴューとコラボレーションが特に楽しかった」と語り、グラッドウェルは、「ポールは最もロックスターらしくないロックスターで、驚くほど気さくで親しみやすかった。彼がその世代で最も成功したミュージシャンでなかったとしても、彼は今も変わらなかっただろう」と語っています。

なお、オーディオブックは、グラッドウェルの制作会社プシュキン・インダストリーズ（Pushkin Industries）からリリースされます。

プシュキン社公式ページ
※ページ一番下に、1分あまりの音源三つ「From The Mystery (Ch. 1):」「From The Gift of Queens (Ch. 2):」「From The Engineer (Ch. 5):」があり、試聴可能。