ピンク・フロイド『鬱(リミックス&アップデイト)』発売&名盤カタログ高音質配信一挙スタート!

ピンク・フロイド1987年のアルバム『鬱(A Momentary Lapse of Reason)』のリミックス&アップデート版発売についてはこれまでにもお伝えしてまいりましたが(9月7日10月12日MLCニュース参照)、それが本日ついに発売に。と同時に、過去のアルバムの高音質配信についてはこれまで一部の作品に限られていたものが、一挙配信開始。スペイシーなサウンドをこれまで以上の高音質で楽しめるようになります。
〈以下公式インフォメーションより〉

生まれ変わったピンク・フロイド『鬱(リミックス&アップデイト)』本日10/29全世界同時発売!そして、ピンク・フロイドの名盤カタログが高音質配信一挙スタート! 

1987年発売『鬱(A Momentary Lapse Of Reason)』をデヴィッド・ギルモアとアンディ・ジャクソンがオリジナル・マスターテープからリミックス&リチャード・ライトとニック・メイスンの演奏も新たに追加、アートワークデザインも新装されアップデイト、全く新たに生まれ変わった『鬱(リミックス&アップデイト)』が遂に本日10月29日全世界同時発売となった。 

●商品内容詳細はこちらの特設サイトで。
Pink Floyd - A Momentary Lapse Of Reason (Remixed & Updated Unboxing Video)

そして、これまでいくつかのタイトルしか実現していなかった、ピンク・フロイドの名盤カタログの数々の高音質配信が一挙実現。『狂気』『炎』『ザ・ウォール』など名盤の数々が初ハイレゾ化、その他Apple MusicではApple Digital Masterの音質が向上し、Amazon MusicではULTRA HDなど高音質版のデジタル配信もスタートした(一部のアルバムは、臨場感あふれる360 Reality Audioでも配信スタート)。 

今回ハイレゾ他新たに高音質配信されるタイトルの一覧はこちらの公式サイトに掲載されている。

ピンク・フロイド高音質配信一挙スタート! 配信カタログリスト

●ご購入はこちら

ピンク・フロイド『鬱(リミックス&アップデイト)』は、1987年発売『鬱』(A Momentary Lapse Of Reason)でセッション・ミュージシャンが参加していた一部の曲で、リチャード・ライトのオリジナルのキーボード・テイクや新たに発見された音源を使用し再編集、ニック・メイスンも新たにドラム・トラックを追加録音した「アップデイト・ヴァージョン」、すべての楽曲はデヴィッド・ギルモアとアンディ・ジャクソンが長い時間をかけてオリジナル・マスターテープからリミックスし再構築、全く生まれ変わった新装版となっている。  

旧ヴァージョン・スリーヴデザイン
新ヴァージョン・スリーヴデザイン

ドラムとキーボードのパートがオリジナル・メンバーの音源で初めて再現され、デヴィッド・ギルモア、ニック・メイソン、リチャード・ライトの3人のピンク・フロイドのメンバーによって創造された、最も望んでいた姿でのリリースとなる。「リミックス&アップデイト盤」は、ドラムスやキーボードがより浮き出たサウンドで、87年のオリジナル盤とは一線を画すものとなっており、オリジナルに感じられた80年代特有のエレクトリックなサウンドは一掃、これぞピンク・フロイドという奥深き空間が広がっている。 1987年ヴァージョンと2021年リミックス&アップデイト・ヴァージョンを比較できる動画も公開された。 

Pink Floyd - Sorrow (A Momentary Lapse Of Reason) [Original Vs Restored]

デヴィッド・ギルモアは今回の「リミックス&アップデイト盤」についてこう語っている。

「僕たちはこのアルバムを録音してから何年か後、もっとタイムレスなものにするためにアップデイトすべきだという結論に辿り着いたんだ。これまではリックのキーボード・パートのうち、これまで使っていなかった音源を探して見つかったものが、新しいヴァイブや新しいフィーリングをもたらすのに役立った」  

ニック・メイスンも本作についてこう語った。  

「同じ作品を別の視点から見たいというみんなの意欲が長年の間に計り知れないほど大きくなった。スタジオを無制限に利用してドラムのトラックを録音し直すのは楽しかったよ。リックの仕事の一部を改めて取り入れる機会を得たのも良かったね。テクノロジーの進化が本当に多くのチャンスを与えてくれて、バンド感を圧倒的なものにしてくれた気がする。このリミックスのメリットの1つがそうであるといいね!」  

リミックスとアップデイトを施した『鬱』はアートワークも装い新たに、故ストーム・トーガソンのディレクションのもとロバート・ダウリングが撮影した、ベッドが並ぶオリジナル盤のジャケット写真の別テイクが使用される。フロント・カヴァーはイギリスのデボンシャー、ソーントン・サンズにある海岸に500台以上のベッドを実際に並べて撮影されたもの。2021年のアルバム・アートワークは、ヒプノシスのオーブリー・パウエルと、ストームスタジオのピーター・カーゾンがデザインとアート・ディレクションを担当した。 オーブリー・パウエルは新たなアートワークについてこう語っている。 

「ヒプノシスのパートナー、ストーム・トーガソンがデザインした、ベッドが500台以上並ぶアイコニックな写真をアップデイトしようと思っていた。アーカイヴに目を通していたときに、海がセットに迫ってきているヴァージョンの写真を発見したんだ。ストームが、ベッドが全部(流されて)なくなってしまうことを恐れて撮影を中断した直前のものだった。それから、マイクロライト・プレーン(超軽量飛行機)を改めてフィーチャーしようと思ったんだ。デヴィッド・ギルモアとニック・メイスンに承認してもらって、オリジナルの人気アートワークへの新鮮なアプローチの出来上がりさ」(動画は10月12日MLCニュース参照

ピンク・フロイド『鬱(リミックス&アップデイト)』は1CDと2LP、そして輸入盤のみのCD+Blu-rayとCD+DVDのデラックス・ボックスセットのフォーマットで発売。2LPは高音質ハーフスピード・カッティング、更に音質を向上させるため45回転仕様の2枚組ととしてリリースとなる(初アナログ化)。リミックス&アップデイト版のリリースを記念して、「空虚なスクリーン」のフレットレスベースをフィーチャーしたアルバム未収録の美しいデモ・ヴァージョンも公開された。 

Pink Floyd - Yet Another Movie (Demo)

【1987年発表『鬱』について】 
『鬱』は前作『ファイナル・カット』以来4年振り、ピンク・フロイド通算13枚目のオリジナル・アルバムで、ロジャー・ウォーターズ脱退後にリリースされたデヴィッド・ギルモアを中心とした “新生ピンク・フロイド” としての初の作品。デヴィッド・ギルモアのクリエイティヴィティを前面に打ち出した親しみやすいメロディが全体を包み込み、それまでのピンク・フロイド作品とは異なったサウンド・スケープを出現させている。『鬱』のチャート・アクションは全米3位・全英3位。その後のワールドツアーも大成功を収め、1988年3月には最後の来日公演を行ない、光と音の大スペクタクル・ショーは観るもの全ての度肝を抜いた。 

【ピンク・フロイド・ショート・バイオ】  
全世界で2億5千万枚以上のセールスを誇り、永遠にロック史に輝く”時代を超越する音芸術”ピンク・フロイド。サイケデリックで幻想的なサウンドと文学/哲学的な歌詞。実験性に溢れた録音手法や常識を超えたスペクタクルなステージング。常にアートと密着しながら、ロックの進化とともに歩み続け、いまもなおさまざまなシーンに影響を与え続けている。 

商品詳細
ピンク・フロイド 
『鬱(Remixed & Updated)』


Amazon Music・MP3(2021/10/19)¥1,800
1. 生命の動向/Signs Of Life  
2. 幻の翼/Learning To Fly 
3. 戦争の犬たち/The Dogs Of War 
4. 理性喪失/One Slip 
5. 現実との差異/On The Turning Away 
6. 空虚なスクリーン/Yet Another Movie 
7. 輪転/Round And Around 
8. ニュー・マシーン(Part 1)/A New Machine Part 1 
9. 末梢神経の凍結/Terminal Frost 
10. ニュー・マシーン(Part 2)/A New Machine Part 2 
11. 時のない世界/Sorrow 

(2LPはSide A: 1~3 / Side B: 4~5 / Side C: 6~10 / Side D:11)

David Gilmour : Guitars, Vocals, Keyboards & Sequencers 
Nick Mason : Electric & Acoustic Drums & Sound Effects 
Richard Wright : Piano, Vocals, Kurzweil, Hammond Organ 

Produced by Bob Ezrin & David Gilmour 
Remixed by Andy Jackson with David Gilmour,
Assisted by Damon Iddins 
Additional editing by Devin Workman 
Original Recording Engineered by Andy Jackson 
Assisted by Robert (Ringo) Hrycyna 
With Marc DeSisto, Stan Katayama, Jeff DeMorris 
■1CD
SICP-6412
CD(2021/10/29)¥2,750

(ソフトパック/28ページ・オリジナル・ブックレット+日本版ブックレット/新規解説・歌詞・対訳付)

ご予約はこちら
■2LP
SIJP-111~2 輸入盤国内仕様 完全生産限定盤 
2LPs(2021/10/29)¥6,600

(180g重量盤 / ハーフスピード・カッティング45回転盤 / 28ページ・オリジナル・ブックレット+日本版ブックレット /  Newデザイン帯付見開きジャケット / 新規解説・歌詞・対訳付) 

ご予約はこちら
Blu-ray版
DVD版
【輸入盤オンリー】 
PINK FLOYD/A Momentary Lapse of Reason(Remixed & Updated)
Deluxe CD+Blu-ray Box/Deluxe CD+DVD Box 
2021年10月29日発売 

CD+Blu-ray(2021/10/29)輸入盤
CD+DVD(2021/10/29)輸入盤
■CD:A Momentary Lapse of Reason (Remixed & Updated)  (収録曲は上記と同じ) 

■Bonus Material:Blu-ray / DVD (BD VerもDVD Verも収録内容は一緒) 
●映像
〈ミュージック・ビデオ〉 

・Learning To Fly  幻の翼 
・Album Cover Photo Shoot 1987  1987年のアルバム・ジャケット用撮影 
・Learning To Fly (alternate version) 幻の翼(オルタネイト・ヴァージョン)
〈Concert screen films(1987)コンサート・スクリーン映像〉
・Signs Of Life 生命の動向 
・Learning To Fly 幻の翼 
・The Dogs Of War  戦争の犬たち 
〈ドキュメンタリー〉
・デヴィッド・ギルモア&ストーム・ソーガソン インタビュー 
・『鬱』アルバム・ジャケット撮影について 
●オーディオ・オンリー
〈1987年のアトランタ公演〉

・The Dogs Of War 戦争の犬たち  
・On The Turning Away 現実との差異  
・Run Like Hell ラン・ライク・ヘル  

Blu-ray:〈『鬱(リミックス&アップデイト)』 – Blu-ray(High Resolution Audio)〉
・Stereo PCM 96/24 
・5.1 dts Master Audio 96/24 
・5.1PCM 96/24
DVD:〈『鬱(リミックス&アップデイト)』 –  DVD(Surround Sound Audio)〉
・Stereo PCM 48/16  
・5.1 Dolby Digital 48/16  
・5.1 dts 48k/16 
ピンク・フロイド ライヴ・ツアー・イン・ジャパン 1971-1988

ピンク・フロイド ライヴ・ツアー・イン・ジャパン 1971-1988

3,960円
商品詳細
ピンク・フロイド 
『原子心母(箱根アフロディーテ50周年記念盤)』


CD+Blu-ray(2021/8/4)¥5,153
商品情報
ニック・メイスンズ・ソーサーフル・オブ・シークレッツ
『ライヴ・アット・ザ・ラウンドハウス』
(完全生産限定盤・DVD付)

2CD+DVD(2020/9/18)¥4,951
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