ジョニ・ミッチェル、トリビュート・コンサート「MusiCares Person of the Year」でステージに

2021年8月26日のMLCニュースでお伝えしたように、ジョニ・ミッチェル（78歳）が、グラミー賞を主催するレコーディング・アカデミーのチャリティ団体「ミュージケアーズ（MusiCares）」から長年の功績を認められ、2022年「パーソン・オブ・ザ・イヤー（Person Of The Year）」に選ばれました。

ミッチェルの受賞を記念するトリビュート・コンサート「MusiCares Person of the Year」は、当初今年の1月29日にロサンゼルスのコンヴェンション・センターで行なわれる予定でしたが、パンデミックの影響で延期になり、4月1日の夜、ラスヴェガスのMGMグランド・ホテルで開催されました。

このトリビュート・コンサートには、ブランディ・カーライル、スティーヴン・スティルス、シンディ・ローパー、セイント・ヴィンセント、チャカ・カーン、ベック、ハービー・ハンコック、ヨーラ、ミッキー・ガイトン、ジョン・レジェンド、アリソン・ラッセルをはじめとする錚々たるミュージシャンが出演し、ミッチェルの曲をカヴァーしました。

またイベント終盤では、ミッチェルもブランディ・カーライルやシンディ・ローパー、ジョン・バティステらとステージに立ち、「The Circle Game」と「Big Yellow Taxi」に参加、2013年以来9年ぶりに歌声を披露しました。

ミッチェルは、スピーチで次のように語っています。
「ステージに登場した全ての皆さんが私の曲を上手に演奏してくださり、私にとって非常にエキサイティングな夜でした。彼らにお任せして、私はもう引退できますね」

ミッチェルは2015年に脳動脈瘤を患い、一時は車椅子で生活し、引退したと思われていましたが、その後もハウス・パーティーで歌っていたという報道が何度かあり、この日の夜は杖をついていたものの、自分の脚でレッドカーペットを歩いていました。