米ソウル・トリオのオージェイズ、フェアウェル・ツアー「Last Stop On The Love Train」発表

1958年に米オハイオ州で結成されたソウル・トリオ、オージェイズ(The O’Jays)がフェアウェル・ツアー「Last Stop On The Love Train」を発表し、60年のキャリアに幕を下ろすことになりました。
解散ツアーのタイトルは、1974年のシングル「Love Train」に因んだもので、このツアーには、オリジナル・メンバーのエディ・レヴァートとウォルター・ウィリアムズ、1995年に加入したエリック・ノーラン・グラントの3人が参加します。

レヴァートは次の声明を発表しています。
「私は静かに引退するつもりでしたが、ファンの皆さんと私の体はそうではなかったようで、パフォーマンスへの愛着が、私たちの若さの秘訣なのだと思います。このツアーは、メンバー全員の人生と、今日に至るまでの苦労と喜びを記念するものです。さよならを言う時が来たので、皆さんに直接お伝えしたいと思います。過去60年間に皆様と共有した音楽を最後に披露しますので、是非お越しください」

またウィリアムズは、次のように語っています。
「これが我々のラスト・ツアーになるのは、このツアーが終わるまでに、エディ(79歳)と私の年齢を足したら160歳以上になるからです。私が60歳になりますから(笑)、エディは……あとは計算してください。私たちは最後のツアーを行ない、友人、家族、ファンの皆様に最後のお別れを告げたいと思います」

ツアー日程は間もなく発表されますが、現時点では6月のAFRAMフェスティバルと、7月のシンシナティ・ミュージック・フェスティバルへの出演が決まっています。
オージェイズはキャリアにおいて30枚以上のアルバムを発表し、2019年にファイナル・アルバム『The Last Word』をリリースしました。同作は、2020年に他界したベティ・ライト(2020年5月11日MLCニュース)と共同プロデュースしています。

なお、オージェイズは2004年に「ヴォーカル・グループの殿堂」、2005年には「ロックの殿堂」入りを果たし、2009年にBETアワードの「功労賞」を受賞、2013年には「R&Bミュージックの殿堂」入りを果たしました。
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