R&Bシンガーのベティ・ライトが66歳で死去

ベティ・ライト 『ハード・トゥ・ストップ』（Alston：1973年）
商品情報　CD（2019/4/10）¥1,980

「Clean Up Woman」や「Where Is the Love?」のヒットで知られるR&B／ソウル・シンガーのベティ・ライト（Betty Wright）が5月10日、マイアミの自宅で癌のため66歳で他界しました。彼女のフェイスブックで訃報が伝えられています。

マイアミ生まれのベティ・ライト（本名ベッシー・レジーナ・ノリス）は、わずか14歳でデビュー・アルバム『My First Time Around』をリリース。17歳の時に発表した「Clean Up Woman」がビルボードのR&Bチャートで8週間にわたり第2位を記録し、これが彼女の代表曲となりました。この曲は、後にメアリー・J・ブライジやチャンス・ザ・ラッパーをはじめ多くのヒップホップ世代のアーティストがサンプリング、特に90年代以降に再び評価を高めたシンガーでした。

また1976年には、「Where Is the Love?」が「グラミー賞最優秀R&Bソング」を受賞しました。

ライトは生涯で20枚のアルバムを発表しましたが、様々なアーティストともコラボしており、アリス・クーパーの「No Tricks」やスティーヴィー・ワンダーの「What Are You Gonna Do With It」、リル・ウェインの「Playing With Fire」、エリカ・バドゥの「Kiss Me on My Neck (Hesi)」などに参加したほか、2011年のスタジオ・アルバム『Betty Wright : The Movie』では、ザ・ルーツとコラボしています。