英ロック&ソウルの伝説的シンガー/ソングライター、テリー・リードが75歳で死去

商品情報 テリー・リード 『Seed Of Memory』Amazon(2004/8/3)輸入盤CD
数十年にわたりソロとして活躍し、レッド・ツェッペリンとディープ・パープルからのオファーを断ったことで知られる伝説的シンガー/ソングライター、テリー・リード(Terry Reid)が8月5日、75歳で死去しました。
所属レーベルのクレオパトラ・レコードが訃報を伝えていますが、死因は発表されておらず、ガンを患っていたリードは、ガン治療による健康問題のため今年のツアーをキャンセルしていました。
所属レーベルのクレオパトラ・レコードが訃報を伝えていますが、死因は発表されておらず、ガンを患っていたリードは、ガン治療による健康問題のため今年のツアーをキャンセルしていました。

リードは1949年にイギリスのセント・ネオッツで生まれ、1960年代初頭、当時加入していたピーター・ジェイ&ザ・ジェイウォーカーズがローリング・ストーンズのオープニング・アクトを務めたことを機に、イギリスのクラブでパフォーマンス活動を開始しました。
その後、ストーンズから指名されたリードは、ソロ・アーティストとしてストーンズのオープニング・アクトを務めるようになり、その力強い歌声から “スーパーラングス”(Superlungs)というニックネームで呼ばれ、クリームやフリートウッド・マック、ジェスロ・タルのオープニング・アクトも務めていました。
1968年には、ヤードバーズのジミー・ペイジから、後にレッド・ツェッペリンに改名する新バンドへの加入を打診されたものの、当時ストーンズとツアーを行なっていたリードは、ストーンズとクリームのツアーを離れるつもりはないとして誘いを断り、代わりにリードのツアーで前座を務めていたバンド・オブ・ジョイ(Band of Joy)のフロントマン、ロバート・プラントを推薦しました。
続いて、翌1969年にリッチー・ブラックモアからディープ・パープルへの加入を打診された時も、ソロ活動に専念したいとオファーを断り、イアン・ギランの加入を促していました。
リードは1968年のデビュー・アルバム『Bang, Bang You're Terry Reid』を皮切りに、7枚のソロ・アルバムをリリースしており、最も高く評価された1973年のサード・アルバム『River』が2016年に再評価され、アルバム・セッションからの未発表音源が、コンピレーション・アルバム『The Other Side of the River』として2016年にリリースされました。
また、1976年のアルバム『Seed of Memory』に収録された「Brave Awakening」「Seed of Memory」「To Be Treated Rite」の3曲が、ロブ・ゾンビ監督による2005年のブラック・コメディ・ホラー映画『The Devil’s Rejects』(邦題『デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2』)のサントラに起用され、リードの音楽がより多くのオーディエンスを獲得するきっかけになりました。
80年代初頭には、フルタイムのセッション・ヴォーカリストとして、ドン・ヘンリーやボニー・レイット、ジャクソン・ブラウンらのアルバムに参加しており、彼の楽曲の多くが、ジャクソン・ブラウン、チープ・トリック、クリス・コーネル、クロスビー、スティルス&ナッシュ、ホリーズ、マリアンヌ・フェイスフル、ジャック・ホワイトをはじめとする多数のアーティストによってカヴァーされています。
リードは2024年、アーティストたちが段ボールで作ったギターを演奏するセッション「Cardboard Sessions」を行ない、このパフォーマンスが最後のレコーディングの一つとなりました。
安らかなる眠りをお祈りいたします。
その後、ストーンズから指名されたリードは、ソロ・アーティストとしてストーンズのオープニング・アクトを務めるようになり、その力強い歌声から “スーパーラングス”(Superlungs)というニックネームで呼ばれ、クリームやフリートウッド・マック、ジェスロ・タルのオープニング・アクトも務めていました。
1968年には、ヤードバーズのジミー・ペイジから、後にレッド・ツェッペリンに改名する新バンドへの加入を打診されたものの、当時ストーンズとツアーを行なっていたリードは、ストーンズとクリームのツアーを離れるつもりはないとして誘いを断り、代わりにリードのツアーで前座を務めていたバンド・オブ・ジョイ(Band of Joy)のフロントマン、ロバート・プラントを推薦しました。
続いて、翌1969年にリッチー・ブラックモアからディープ・パープルへの加入を打診された時も、ソロ活動に専念したいとオファーを断り、イアン・ギランの加入を促していました。
リードは1968年のデビュー・アルバム『Bang, Bang You're Terry Reid』を皮切りに、7枚のソロ・アルバムをリリースしており、最も高く評価された1973年のサード・アルバム『River』が2016年に再評価され、アルバム・セッションからの未発表音源が、コンピレーション・アルバム『The Other Side of the River』として2016年にリリースされました。
また、1976年のアルバム『Seed of Memory』に収録された「Brave Awakening」「Seed of Memory」「To Be Treated Rite」の3曲が、ロブ・ゾンビ監督による2005年のブラック・コメディ・ホラー映画『The Devil’s Rejects』(邦題『デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2』)のサントラに起用され、リードの音楽がより多くのオーディエンスを獲得するきっかけになりました。
80年代初頭には、フルタイムのセッション・ヴォーカリストとして、ドン・ヘンリーやボニー・レイット、ジャクソン・ブラウンらのアルバムに参加しており、彼の楽曲の多くが、ジャクソン・ブラウン、チープ・トリック、クリス・コーネル、クロスビー、スティルス&ナッシュ、ホリーズ、マリアンヌ・フェイスフル、ジャック・ホワイトをはじめとする多数のアーティストによってカヴァーされています。
リードは2024年、アーティストたちが段ボールで作ったギターを演奏するセッション「Cardboard Sessions」を行ない、このパフォーマンスが最後のレコーディングの一つとなりました。
安らかなる眠りをお祈りいたします。
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商品詳細
テリー・リード
『Original Album Series』
Amazon Music(APR 27 2015)
テリー・リード
『Original Album Series』
Amazon Music(APR 27 2015)

商品情報
テリー・リード
『River』
・Amazon Music(JAN 01 1973)
・Amazon(2014/10/7)輸入盤CD
テリー・リード
『River』
・Amazon Music(JAN 01 1973)
・Amazon(2014/10/7)輸入盤CD

商品情報
テリー・リード
『Live in London』
Amazon Music(-)
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『Live in London』
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