テデスキ・トラックス・バンド、壮大な新プロジェクト『アイ・アム・ザ・ムーン』第一章[I. クレッセント]のコンパニオン・フィルムがプレミア公開
〈以下、メイカー・インフォメーションより〉
テデスキ・トラックス・バンド、壮大な新プロジェクト『アイ・アム・ザ・ムーン』の第一章『アイ・アム・ザ・ムーン:I. クレッセント』のコンパニオン・フィルムがプレミア公開。
Tedeschi Trucks Band - I Am The Moon: Episode I. Crescent(コンパニオン・フィルム)
※日本時間6月1日(水)10:00AM公開
またこの初となる試聴体験会は、テデスキ・トラックス・バンドのYouTubeチャンネルでプレミア公開15分前の9:45AMにチャットで開始される予定で、そこではTTB(テデスキ・トラックス・バンド)が事前に投稿された質問やライヴの質問に答えながら、ファンとともにアルバムを共有するとのことだ。
パンデミックに伴い、TTBはデレク・アンド・ドミノスの『いとしのレイラ』の出典元とも言われているペルシャ神話の「ライラとマジュヌーン」を現代風にアレンジし、再構築するという作曲活動の練習として始まったという本プロジェクトは、悲しみや運命、ロマンスを表現することで、この時代の感情や孤立感を払拭することができただけではなく、キャリアを決定づける壮大なスケールの芸術作品として完成した。
今回リリースになる第一章の『アイ・アム・ザ・ムーン:I. クレッセント』は、トラックスの家族が住むジョージア州の農場とフロリダ州ジャクソンヴィルのホーム・スタジオで、メンバー共同で開発したリフとアイデアから生まれたという。印象的なタイトル・トラック「アイ・アム・ザ・ムーン」と、プロジェクト唯一のインストゥルメンタル曲 「パサクアン」ほか全5曲を収録。ブルース、ファンク、カントリー、ジャズ、ゴスペルなどの要素を取り入れ、人生と愛を表現した充実の内容で、テデスキ・トラックス・バンドが今後数ヶ月間に予定している壮大なサーガの完璧な序章となるものだ。
TTBのスリリングでクリエイティヴなこの新プロジェクトは、6月3日(金)発売の第一章『クレッセント』からほぼ毎月4か月に亘って第ニ章『アセンション』、第三章『ザ・フォール』、最終章『フェアウェル』(8月26日発売)まで順次リリースされ、輸入LP盤は全作品が9月9日に一斉同時発売される予定となっている。
さらに、『アイ・アム・ザ・ムーン』の各作品には、それぞれのオーディオ・リリースの2日前に公開されるコンパニオン・フィルムが用意されており、オンライン上で途切れることなくアルバムの音楽を全曲紹介するものとなっている。
グラミー賞受賞バンドの5枚目のスタジオ録音作品となる『アイ・アム・ザ・ムーン』のコンセプトは、バンドがパンデミックによってツアーに出られなくなってしまった2ヵ月後の2020年5月に、TTBヴォーカルのマイク・マティソンの提案から始まった。ペルシャの詩人ニザーミー・ガンジャヴィによる12世紀の詩「ライラとマジュヌーン」は、エリック・クラプトンが1970年にデレク・アンド・ドミノスとしてリリースした2枚組LP『いとしのレイラ』のタイトル・インスピレーションにもなっており、全曲再現したライヴ・アルバム『レイラ・リヴィジテッド』を昨年リリースしているほどTTBに影響を与えたアルバムだが、この出典元の原作をグループ読みして、みんなで掘り下げないかとマティソンが提案。ニザーミーの原作は、マティソンとバンドの他のメンバーに、まったく別の形で響き、複雑なテーマとストーリーをそれぞれが見出し、それが創作活動のインスピレーションとなって100ページに及ぶ膨大な詩を新たに現代的に解釈することに成功したという。バンド・メンバーそれぞれが独自の視点を持ち寄り、共同作業で書き上げられ、2021年1月にフロリダ州ジャクソンヴィルにあるテデスキとトラックスの自宅スタジオ、スワンプ・ラーガでレコーディングを行なったもの。デレク・トラックスがプロデュースし、長年のスタジオ・エンジニア、ボビー・ティスが録音とミキシングを担当した。
TTBは、この壮大なプロジェクトの第一弾がリリースされて間もない6月24日のジャクソンヴィルを皮切りに大規模な全米ツアーを本格スタート、ツアー中にほぼ毎月新作もリリースするという異例のスケジュールで、バンドもファンも今年はエキサイティングな夏になること間違いない。
■作品情報
・テデスキ・トラックス・バンド『アイ・アム・ザ・ムーン』全4部作
SHM-CD 各¥2,860(TAX IN)
テデスキ・トラックス・バンド
『アイ・アム・ザ・ムーン:I. クレッセント』
CD(2022/6/3)¥2,860(SHM-CD)【Amazon.co.jp限定】特典:メガジャケ付
2. フォール・イン/Fall In
3. アイ・アム・ザ・ムーン/I Am The Moon
4. サークルズ・ラウンド・ザ・サン/Circles Round The Sun
5. パサクアン/Pasaquan
テデスキ・トラックス・バンド
『アイ・アム・ザ・ムーン:II. アセンション』
CD(2022/7/1)¥2,860(SHM-CD)【Amazon.co.jp限定】特典:メガジャケ付
2. エイント・ザット・サムシング/Ain’t That Something
3. オール・ザ・ラヴ/All The Love
4. ソー・ロング・セイヴィアー/So Long Savior
5. レイニー・デイ/Rainy Day
6. ラ・ディ・ダ/La Di Da
7. ホールド・ザット・ライン/Hold That Line
テデスキ・トラックス・バンド
『アイ・アム・ザ・ムーン:III. ザ・フォール』
CD(2022/7/29)¥2,860(SHM-CD)【Amazon.co.jp限定】特典:メガジャケ付
2. ナン・アバヴ/None Above
3. イエス・ウィ・ウィル/Yes We Will
4. グラヴィティ/Gravity
5. エメリーン/Emmaline
6. テイク・ミー・アズ・アイ・アム/Take Me As I Am
テデスキ・トラックス・バンド
『アイ・アム・ザ・ムーン:IV. フェアウェル』
CD(2022/8/26)¥2,860(SHM-CD)【Amazon.co.jp限定】特典:メガジャケ付
2. ソウル・スウィート・ソング/Soul Sweet Song
3. Dゲーリー/D’Gary
4. ホエア・アー・マイ・フレンズ?/Where Are My Friends?
5. アイ・キャン・シー・ユー・スマイリング/I Can See You Smiling
6. アナザー・デイ/Another Day
■プロフィール
テデスキ・トラックス・バンドは、ジョン・メイヤー、ジョン・フルシアンテとともに新世代3大ギタリストのひとりとして、また世界最高峰のスライド・ギター奏者として人気を博してきたデレク・トラックスとスーザン・テデスキ夫妻が率いる、グラミー賞受賞歴のある12人組の音楽大集団。2011年6月リリースのアルバム『レヴェレイター』は、『ローリング・ストーン』誌で4つ星を獲得し「傑作」と評され、第54回グラミー賞で最優秀ブルース・アルバムを受賞。これまで4枚のスタジオ・アルバムと3枚のライヴ・アルバムをリリースし、10年以上にわたって米国と海外で着実にツアーを行なってきたTTBは、世界最高のライヴ・バンドの一つとして観客と評論家の両方から高い評価を得ている。ビーコン・シアター、ライマン・オーディトリアム、レッド・ロックス・アンフィシアターなどの有名な会場で行なわれた数日間の公演は、ファンが期待する見逃せないコンサート体験の証となっている。これまで3度来日ツアーを行なっているが、2016年2度目の来日公演では日本武道館公演も経験。
■テデスキ・トラックス・バンド/Tedeschi Trucks Band
スーザン・テデスキ(g, vo)
デレク・トラックス(g)
ゲイブ・ディクソン(key, vo)
ブランドン・ブーン(b)
タイラー・グリーンウェル(ds, perc)
アイザック・イーディ(ds, perc)
マイク・マティソン(g, vo)
マーク・リヴァース(vo)
アリシア・シャコール(vo)
ケビ・ウィリアムズ(sax)
エフライム・オーウェンズ(tp)
エリザベス・リー(tb)
■テデスキ・トラックス・バンド・リンク
テデスキ・トラックス・バンド
『レイラ・リヴィジテッド』(SHM-CD・2枚組)
・Amazon Music・MP3(2021/7/16)¥1,900
・2CDs(2021/7/16)¥4,070
テデスキ・トラックス・バンド
『サインズ』
・Amazon Music・MP3(2019/2/15)¥1,900
・CD(2019/2/15)¥2,065
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