ピンク・フロイド、ウクライナ支援のチャリティ・シングル「Hey Hey Rise Up」ヴァイナルとCDで発売

ピンク・フロイドが、4月8日にデジタル・リリースしたウクライナ支援のチャリティ・シングル(4月8日MLCニュース)を、7月15日に7インチ・ヴァイナルとCDシングルで発売すると発表しました。
このフィジカル・リリースの収益金も、ウクライナの人道支援基金「Ukraine Humanitarian Relief」に寄付され、両フォーマットには、「Hey Hey Rise Up」に加え、1994年のアルバム『The Division Bell』(邦題『対/Tsui』)から、「A Great Day For Freedom」の新ヴァージョンがボーナスとして収録されます。

このボーナス・トラックは、ギルモアがオリジナル・テープを使ってリワークしたもので、ギルモアのギター、ニック・メイスンのドラム、リチャード・ライトのキーボード、サム・ブラウンとクラウディア・フォンテーン、ダーガ・マクブルームのバック・ヴォーカルがフィーチャーされています。

なお、日本では8月3日に2,000枚限定のクリア・ヴァイナルで発売され、アメリカ、カナダ、オーストラリア、メキシコでは10月21日の発売となります。国内盤の詳細については以下のメイカー・インフォメーションをご参照ください。
〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

ピンク・フロイドのウクライナ支援シングルが日本のみクリア・ヴァイナルで8月3日発売決定!

ピンク・フロイド、ウクライナ支援チャリティ・シングル「Hey Hey Rise Up」が7インチ・アナログ・シングルとCDシングルのフィジカル・フォーマットでも発売決定!

日本盤はピンク・フロイド初のソニーミュージック・グループ自社一貫生産アナログレコード、“限定クリア・ヴァイナル” で8/3リリース!

ウクライナの人々を支援するために4月にデジタル・リリースされ、27カ国で1位を獲得した、ピンク・フロイド28年振りの新曲「Hey Hey Rise Up」が、限定7インチ・アナログ・シングルとCDシングルのフィジカル・フォーマットでのリリースが決定した。カップリング曲は1994年『対(Tsui)』の「壁が崩壊した日……(A Great Day For Freedom」のニュー・ヴァージョンを収録。日本盤7インチ・アナログ・シングルは日本のみクリア・ヴァイナルでのリリースが許諾され、ピンク・フロイド初のソニーミュージック・グループ自社一貫生産アナログ・レコードで2000枚限定発売となる。全てのフォーマットの収益はウクライナ人道支援募金へ寄付される。  

●PINK FLOYD「Hey Hey Rise Up」シングルのご予約はこちら。
CDシングル
7インチ・クリア・ヴァイナル

「Hey Hey Rise Up」は1994年の『対(Tsui)/The Division Bell』以来28年振りの、バンドとして新たにレコーディングを共にしたオリジナル音源となるもので、デヴィッド・ギルモアとニック・メイスンに、ピンク・フロイドのベーシストを長く務めたガイ・プラット、キーボードにはニテイン・ソーニーが加わり、ウクライナのバンド、ブームボックス(Boombox)のアンドリーイ・クリヴニューク(Andriy Khlyvnyuk)の類まれなヴォーカル・パフォーマンスがフィーチャーされている。同曲が3月の終わりにレコーディングされた当初、ブームボックスのアメリカ・ツアーを離れて帰国し領土防衛隊に参加したアンドリーイは、迎撃砲の榴散弾の負傷でキーウの病院に入院中だった。英『The Independent』紙は「異常な時代に放たれる異例のプロテスト・ソング」、『The Times』紙では「深い緊迫感と深い感動を覚える」と評している。

この限定盤のためのカップリング曲もスペシャルだ。デヴィッド・ギルモアは1994年『対(Tsui)』に収録され、ベルリンの壁崩壊後の自由と希望を歌った「壁が崩壊した日……(A Great Day For Freedom)」を再考し、ニック・メイスン(ドラム)、リチャード・ライト(キーボード)、サム・ブラウン、クラウディア・フォンテーヌ、ダーガ・マクブルーム(バック・ヴォーカル)が参加したオリジナル・テープに手を加えた新たなる “2022年ヴァージョン” を創りあげた。

1994年当時、ギルモアはこのように語っていた。

「ベルリンの壁が崩壊したのは素晴らしい瞬間だった。東欧が社会主義システムという非民主的な側から解放されたんだ。でも彼らの生活は一向に良くなったように見えない。僕は再びすべてをかなり悲観的に見ている。希望を持って暮らしたいなと思ったりはするけれど、歴史の動くペースが、僕たちが思っているよりずっと遅いような気がしてしまいがちなんだ。本物の変化には長い、長い時間がかかるような気がしている」

「Hey Hey Rise Up」のインスピレーションについてはこうコメントした。

「どんな戦争もそうだけど、世界の超大国のひとつが民主主義の独立国家を侵攻することで始まる戦争というのは特に、多大な怒りと不満を人の心に抱かせずにはいられない。以前も話したけど、僕はあの国にちょっとした縁がある。義理の娘がウクライナ出身だった。それにブームボックスというバンドのメンバーは、少し前からの知り合いだ。ひとりの人間が別の民主主義の独立国家を侵攻しその人民を殺そうとする権力を持ち得るなんて、ものすごい辛さや苛立ちや憤りを感じる。とにかく信じられないほど不愉快だね」

アートワークにはキューバ人芸術家のヨサン・レオン(Yosan Leon)による作品「The Sunflower Look」が使用されている。ウクライナの国花ヒマワリの絵画がフィーチャーされており、ロシア兵にひまわりの種を手渡し、彼らが死んだときにヒマワリが育つようにポケットに入れて持ち歩きなさいと伝えた、世界中で視聴された動画に登場する女性へ捧げられている。

●「Hey Hey Rise Up」の歌詞の大意はこちら
草原の赤いガマズミが頭を低くもたげている
栄光の祖国ウクライナの悩める姿のように
その赤いガマズミを私たちは引き受け 育てよう
そして私たちは 栄光の祖国ウクライナは 
さあ 立ち上がろう 勝利の喜びを
その赤いガマズミを私たちは引き受け 育てよう
そして私たちは 栄光の祖国ウクライナは 
さあ 立ち上がろう 勝利の喜びを

【プロダクツ概要】
●ピンク・フロイド featuring アンドリーイ・クリヴニューク(ブームボックス)/「Hey Hey Rise Up」  
Pink Floyd Featuring Andriy Khlyvnyuk Of Boombox / 「Hey Hey Rise Up」

【7インチ・アナログ・シングル】完全生産限定盤 SIKP1011 税込¥1,980(税抜¥1,800)
*日本盤のみ2,000枚限定クリア・ヴァイナル

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【CDシングル】SICP6479 税込¥1,100(税抜¥1,000)

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収録曲
A. Hey Hey Rise Up (3:26)
B. 壁が崩壊した日…2022/A Great Day For Freedom 2022 (4:07)

〈配信シングル〉
2022年4月8日 デジタル配信
★デジタル・シングル購入・再生はこちら

商品詳細
Pink Floyd
「Hey, Hey, Rise Up」(featuring Andriy Khlyvnyuk of Boombox)


Amazon Music・MP3(2022/4/8)¥250
【リンク】   
アンドリーイ・クリヴニューク Instagram
ピンク・フロイド日本公式
Official Website
Twitter
Facebook
Instagram

【ショート・バイオ】    
全世界で2億5千万枚以上のセールスを誇り、永遠にロック史に輝く “時代を超越する音芸術” ピンク・フロイド。サイケデリックで幻想的なサウンドと文学/哲学的な歌詞。実験性に溢れた録音手法や常識を超えたスペクタクルなステージング。常にアートと密着しながら、ロックの進化とともに歩み続け、いまもなおさまざまなシーンに影響を与え続けている。 1967年『夜明けの口笛吹き』でデビュー。当時のメンバーはシド・バレット、ロジャー・ウォーターズ、リチャード・ライト、ニック・メイスン。シドが脱退後デヴィッド・ギルモアが加入。その後、『狂気』(1973)、『炎~あなたがここにいてほしい』(1975)、『アニマルズ』(1977)、『ザ・ウォール』(1979)など数々の名盤をリリース。1986年ロジャー・ウォーターズが脱退、1987年以降はロジャーを除く残りの3人のメンバーで活動。2006年7月7日シド・バレットが死去。また2008年9月15日にはリック・ライトも死去。2014年『永遠(Towa)』をリリースし、これがラスト・アルバムとなることを宣言したが、ウクライナ支援のため2022年4月8日新曲「Hey, Hey, Rise Up」をリリース。2022年はデビュー55周年を迎える。    

詳細なバイオグラフィーはこちら
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