アル・ヤンコヴィックの伝記映画『Weird：The Al Ynkovic Story』、ティーザー・トレーラー公開

パロディ音楽の第一人者、アル・ヤンコヴィック（“ウィアード・アル”・ヤンコヴィック）の伝記映画『Weird：The Al Ynkovic Story』が11月4日にロク・チャンネル（Roku Channel）で初放映されることになり、ティーザー・トレーラーが公開されています。

ヤンコヴィック役は、「ハリー・ポッター」で知られる俳優のダニエル・ラドクリフが務め、マドンナ役にエヴァン・レイチェル・ウッド、ラジオ司会者・ドクター・ディメント役にレイン・ウィルソン、オプラ・ウィンフリー役にクインタ・ブランソンが出演。ヤンコヴィック本人が、ディレクター／プロデューサーのエリック・アペルと共同で脚本を書き、アペルが監督を務めました。

本作では、ヤンコヴィックの子供時代から、一躍名声を得た80年代半ばに焦点をあてた人生とキャリアが描かれており、トレーラーのサントラには、マドンナの「Like a Virgin」のパロディ「Like a Surgeon」がフィーチャーされています。

ヤンコヴィックは次のように語っています。

「1989年に『UHF』（邦題『パロディ放送局UHF』）が公開された時、33年ごとに時計仕掛けのように大作映画を公開すると、ファンに固く誓ったんだ。スケジュールどおりに進んでいて本当に嬉しいよ。それに、ダニエル・ラドクリフが僕を演じてくれることにワクワクしてるんだ。彼が演じることで、この役が後の世代の記憶に残るのは間違いないね」

ヤンコヴィックは40年のキャリアにおいて、6枚のアルバムがプラチナ／マルチプラチナに認定され、1984年の「Eat It」（マイケル・ジャクソン「Beat It」のパロディ）と、2006年の「White & Nerdy」（カミリオネア「Ridin’」のパロディ）が、ビルボードHot 100チャートでそれぞれ12位と10位を記録しました。また、12曲のパロディを収録した2014年のアルバム『Mandatory Fun』がビルボードTop 200チャートの第1位に輝き、2018年には、「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイム」の星形プレートに名前が刻まれています。

また11月15日には、256ページの写真集『Lights, Camera, Accordion!』が、1984パブリッシングから発売される予定で、長年ヤンコヴィックのドラマーとカメラマンを務めるジョン・“バミューダ”・シュウォルツが撮影した300枚以上の写真が掲載されているとのこと。

スタジオ・セッションやコンサートの写真に加え、「Amish Paradise」「Like a Surgeon」「Gump」「Smells Like Nirvana」「The Saga Beings」をはじめとするミュージック・ビデオ撮影時の貴重な瞬間も捉えられているそうです。