ベースの達人ジェフ・バーリン、ジャック・ブルースのトリビュート・アルバム『Jack Songs』発売

このアルバムには、ラッシュのゲディ・リーとアレックス・ライフソン、キング・クリムゾンのトニー・レヴィン、ミスター・ビッグのビリー・シーン、レベル42のマーク・キング、ネイザン・イースト、ゲイリー・ハズバンド、ロン・サールなど、錚々たるメンバーがゲスト参加しています。

アルバムは当初、ブルースが他界した2014年に発案されたものの、ファンが資金調達するプラットフォーム「PledgeMusic」が2019年に破綻したこともあり、これまで発売が遅れていました。

バーリンは次のように語っています。
「ジャック・ブルースの音楽をレコーディングするプロジェクトは、僕のキャリアにおいて最も感動的なものでした。ジャックは、僕に最大の影響を与えたベーシストで、彼の音楽の中心には、キーの内外を走り抜け、何度も協和音へと向かう奇妙で素晴らしいベースラインがありました。ジャックのプレイは、生き生きとした進化する即興演奏だったのです。

彼は、僕にとって最も重要な存在であり、彼の自由な即興演奏と革新的プレイ、完全にオリジナルなベーストーンの創出、そしてギグをするたびに、まるでそれが最後であるかのように演奏していた彼のサウンドを聴いていなかったら、僕は今のようなベーシストにはならなかったでしょう。 彼が亡くなった時、僕はすぐに彼の音楽をレヴューし、大好きな彼の曲を選び、独自の音楽的ヴィジョンを通じて録音することで、彼を称えようとしました。彼の輝かしい音楽遺産と同じくらい、このレコードを彼の精神を称える素晴らしいものにしたかったのです。彼は僕にとって、それほど大きな意味があるのです。

アルバム『Jack Songs』は、カヴァーCDではなく、文字通りの意味とも違います。クリーム時代の数曲を除き、大半の収録曲はクリーム後に発表した曲で、ジャックのソロ・キャリアは、多数の音楽スタイルを表しています。このアルバムは、 過去 50年間における最も偉大なミュージシャンの1人から聴いたベスト・ミュージックを新たに見直したものです。編曲は、ジャイルズ・マーティンがプロデュースしたビートルズのCD『Love』をヒントにしています。すでに録音された音楽をコンピューターで操作するのではなく、『Jack Songs』の各曲が、他の曲のさまざまな部分で構成された個別の作品になるようにアレンジしました。 ジャイルズがこの方法を示してくれなかったら、考えたこともなかったでしょう」


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