ジョニ・ミッチェル、バークリー音楽大学から名誉博士号を授与される

ジョニ・ミッチェルが8月23日、バークリー音楽大学から名誉博士号を授与されました。
 
ミッチェルは、サンタモニカで開催されたマドックス・ブラウン財団主催のプライベート・イベントに出席し、バークリー音楽大学の学長室と同大学のジャズ＆ジェンダー・ジャスティス研究所から栄誉を受け、式典のスピーチで次のように語っています。
 
「幸いにも、私は思い上がるには歳を取り過ぎています。このイベントは、言葉では言い表せないほど素晴らしいです。今日は、私の良き友人たちが来ていますし、私の両親も存命だったらと思います。特に母は、私を大学へ行かせたかったので、この栄誉を本当に誇りに思うことでしょう。私は美術学校へ通いましたが、1年で辞めてしまいました。母は私を簡単に諦める人間だと思っていましたから、この栄誉を知ったら本当に感動したと思います。その感動を母と分かち合えたらよかったのですが」
 
なお、バークリー音楽大学のエリカ・ミュール学長は、式典でミッチェルを次のように紹介していました。
 
「世界の偉大な音楽アーティストの一人として、彼女には当然の地位を獲得するための揺るぎない決意があり、音楽における女性の道を切り開き、音楽業界に変革をもたらす原動力になっています」
 
また式典には、ハービー・ハンコックとウェイン・ショーターも出席し、エスペランザ・スポルディングやダイアン・リーヴス、ヴォーカル・グループのSäje、バークリー音楽大学の学生らがミッチェルに敬意を表し、彼女の曲をパフォーマンスしました。