キース・ジャレット、本日発売の最後のソロ・ライヴ盤『ボルドー・コンサート』リリース記念、10/1よりECM＆キース・ジャレット写真・資料展が群馬県で開催

〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

キース・ジャレット、フランスでの最後のソロ・ライヴ・アルバム『ボルドー・コンサート』のリリースを記念して10月1日よりワールド・ジャズ・ミュージアム21にて“秘蔵コレクションでたどる”ECM＆キース・ジャレット写真・資料展が開催。

ソロ・ピアノによる即興で人々を感動させるメロディを奏でる孤高のピアニスト、キース・ジャレットによる新作『ボルドー・コンサート』がリリース、そのリリースを記念して10月1日より10月31日までワールド・ジャズ・ミュージアム21にて “秘蔵コレクションでたどる” ECM＆キース・ジャレット写真・資料展が1ヵ月開催されることが決定した。

■ “秘蔵コレクションでたどる” ECM＆キース・ジャレット写真・資料展

・会場：吉岡町・切り絵緑の美術館（水沢街道 庵古道際）
・住所：〒370-3606 群馬県北群馬郡吉岡町上野田3362-5)
・開催日時：2022年10月1日（土）-10月31日（月）
※火～木を除く毎日11:00-15:00
・入場料：￥1,000（税込）

キース・ジャレットは、様々な音楽分野におけるパイオニアであり、全世界で賞賛されるピアニスト。彼の多面的なキャリアには、アート・ブレイキー、チャールズ・ロイド、マイルス・デイヴィスといったジャズ・ジャイアンツらとの探求や、J.S.バッハ、バルトーク、ペルト、米国アルメニアの作曲家アラン・ホヴァネスによる作品などでのクラシックへの取り組み、そして最も有名なのは、史上最も売れたピアノ録音の一つである1975年の代表作『ザ・ケルン・コンサート』などの広大なソロ即興演奏が含まれる。現在2018年に2度の脳卒中を発症し、二度と演奏できない可能性が高いことを約2年前に『ニューヨーク・タイムズ』紙を通じて公表。そのニュースは世界中の聴衆を震撼させ、輝かしいコンサートキャリアの終焉に対する悲しみとともに、同情と懸念を呼び起こしたが、数多くの録音がまだ残っており、ECMから2016年のフランス・ボルドーでの最後のソロ・ライヴを収めた『ボルドー・コンサート』がリリースとなった。

2019年にリリースされた『ミュンヘン2016』、2020年にリリースされた『ブダペスト・コンサート』に続き本作も、2016年7月に行なわれた最後のヨーロッパ・ツアーにおけるソロ・ピアノ録音で、『ザ・ケルン・コンサート』を彷彿させる美しいメロディが描かれており、会場における緊張や感動もうかがえる臨場感あふれる作品となっている。

現在77歳のキース・ジャレットは「NPR」のインタビューを受け、ニュージャージー州北西部の自宅で静かにリハビリを続け、ピアノの前に座り、インプロヴィゼーション、スタンダード、ビバップを右手で弾いていると明かしている。今なお音楽に向かい続ける孤高のピアニスト、何とか公の場に復帰してほしいと願いつつ、今後のECMからの未発表音源のリリースにも期待したい。

〈キース・ジャレット〉
キース・ジャレットのECMディスコグラフィは、ソロ・インプロヴィゼーション、デュエット、トリオ、カルテット、オリジナル・コンポジション、マルチ・インストゥルメンタルでのヴェンチャー、クラシック・レパートリーの傑作、グレート・アメリカン・ソングブックの幅広い探求などを網羅している。このようにして、数十年の間に膨大で広く評価された作品群が生まれ、その多様性は録音音楽の世界では全くユニークなものとなっている。

ジャレットのECMとの関わりは、1971年11月、プロデューサーのマンフレート・アイヒャーとの間で、その後大きな影響力を持つことになるソロ・ピアノ・アルバム『フェイシング・ユー』（1972年発表）で初めてコラボレーション録音したことに始まる。即興演奏家としてのキース・ジャレットの重要性はもはや強調する必要はないが、『ニューヨーク・タイムズ』紙のジョン・ロックウェルが言うように、彼は「第一級のクラシック・ピアニスト」でもある。1980年代後半から、ジャレットは高い評価を得ている一連のクラシック録音をリリースすることでレパートリーを広げ、また多面的な作曲家として自作の作品も発表してきた。ソロ・ピアノ・コンサートの概念を大きく変えた代表作『ケルン・コンサート』は、400万枚以上のセールスを上げる史上最も売れたピアノ・アルバムとされている。

■作品情報
キース・ジャレット『ボルドー・コンサート』
Keith Jarrett／Bordeaux Concert
2022年9月30日(金)リリース
UCCE-1194 SHM-CD
￥2,860（TAX IN）

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