イギー・ポップ、70年代にAC/DCへの加入を打診されていた

「何年も前の話だけど、俺がまだザ・ストゥージズを再結成しておらず、イギリスへ引っ越してもいない時、彼らのマネージャーから『AC/DCに入らないか？』って打診されたんだ。彼らはシンガーを探してたんだよね」

イギーが加入を打診された正確な時期は不明ですが、AC/DCが結成された1973年か、元祖フロントマンのデイヴ・エヴァンスが脱退し、ボン・スコットが後任のリード・シンガーになる1974年頃と思われます。

「彼らの音楽を聴いたけど、俺が期待に沿えるとは思わなかった。『うわっ、嫌いな音楽だ』っていうんじゃなくて、かなりよく出来た曲だったし、丁寧に作られていたんだ。でも俺は、彼らが必要としていた人物じゃなかった」

1977年当時、LAの老舗クラブ「ウィスキー・ア・ゴー・ゴー」のバックステージで撮影されたイギーとボンの写真が公開されていますが、イギーは次のように語っています。
「ボンとはどこかで素晴らしい出会いがあったんだけど、二人とも酔っぱらってハイになっててさ。時々写真を見るんだけど、覚えてないんだ。でも、あの写真はボンと俺だよ！」

なお、イギーは1月９日放送の米TV番組『Jimmy Kimmel Live！』に出演し、1月6日に発売された最新アルバム『Every Loser』（2022年11月11日／21日MLCニュース）から、新曲「Frenzy」（2022年10月31日MLCニュース）をパフォーマンスしました。

演奏には、ベーシストのダフ・マッケイガン（ガンズ・アンド・ローゼズ）、ドラマーのチャド・スミス（レッド・ホット・チリ・ペッパーズ）、ギタリストのジョシュ・クリングホッファー（元レッド・ホット・チリ・ペッパーズ）とアンドリュー・ワットが参加しています。