ジミー・ペイジ、1973年「The Rain Song」の初期デモ・ヴァージョン「The Seasons」公開

レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジが、1973年3月28日にリリースされたバンド5作目のスタジオ・アルバム『Houses of the Holy』(邦題『聖なる館』)の50周年を記念し、同作に収録した「The Rain Song」の未発表デモ・ヴァージョン「The Seasons」を公開しました。
「The Seasons」は、約7分に及ぶインストゥルメンタル曲で、ペイジは次のようにコメントしています。

「当初『Houses of the Holy』のオープニングは、エレキギターを重ねた刺激的なインストゥルメンタルの短い序曲が、後に “The Rain Song” となる “The Seasons” へと途切れなく移行していく予定でした。また、対照的なメロトロンとアコースティック・ギターのインストゥルメンタルが、アルバムの最初のヴォーカルと曲の最初のヴァースにつながる可能性もありました。

“The Seasons” は、初期の段階で曲の進行と様々なアイディアを覚えておくためのメモみたいなもので、自宅で一晩かけて制作しました。現在のタイトルが “The Plumpton and Worcester Race” という序曲に取り組んでいた時、ハーフテンポになる部分が生まれ、それが “The Song Remains The Same” になったのです。これらのリハーサルは、英ドーセット州のピドル川沿いにあるパドルタウンで行ないました。

最初のレコーディングは、ジョージ・チキアンツとオリンピック・スタジオで行ない、その後、ミック・ジャガーの別荘であるスターグローヴスに移り、ヘッドリィ・グランジで録音した時と同じように、ストーンズの車載スタジオを使ってレコーディングしました。

“The Song Remains The Same”は、“Beck's Bolero” でも使用したフェンダーの12弦ギターで演奏し、オーヴァーダビングには、信頼できるレスポールの “ナンバーワン” を標準的なチューニングで使用しました。“Rain Song” は、アコースティックもエレキギターも異例のチューニングで、ライヴでは、ダブルネック・ギターの練習曲になりました」
『ザ・ボンゾ・ブック』

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