ラット初期の名盤が限定ボックス・セット『The Atlantic Years』として登場。アナログ・エディションには7インチも同梱

84年にデビューし一世を風靡したLAのハード・ロック・バンド、ラット(Ratt)がアトランティックからリリースした初期の名盤がボックスセットとして発売に。ボックスはCD版とLP版の2種で発売、ともに初期5作をまとめたもの。アナログ・エディションには7インチを同梱して、海外で6月発売です。
〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

RATTの名盤が『The Atlantic Years』限定ボックス・セットで登場。

BMGはライノ・エンターテインメント(Rhino Entertainment)と共同で、すべてがゴールド、プラチナ、マルチ・プラチナの認定を受けた大成功期RATTの5枚のスタジオ・アルバム『The Atlantic Years』限定版ボックス・セットのリリースを発表しました。6月9日にリリースされるLPセットは、180gブラック・ヴァイナルで、リマスターされた全5枚のアルバムに加え、レアな「Nobody Rides For Free」7インチ・シングル、12ページのレプリカ・ツアー・ブック(RATTの個人アーカイヴからのレアで未発表の写真を掲載)、11インチ X 17インチの「WANTED POSTER」、バンパー・ステッカー、レプリカ・バックステージ・パス、ギター・ピックがカスタム・リフト・トップ・ボックスに入っています。CDセットは、スタジオ・アルバム全5枚をサイド・ローディング・ボックスに収めたものです。

全アルバムには、スティーヴン・パーシー(Stephen Pearcy:ヴォーカル)、ウォーレン・デマルティーニ(Warren DeMartini:ギター)、ロビン・クロスビー(Robbin Crosby:ギター)、フアン・クルーサー(Juan Croucier:ベース/ヴォーカル)、ボビー・ブロッツァー(Bobby Blotzer:ドラム)のクラシックなラインアップがフィーチャーされています。

ロサンゼルスで結成されたRATTは、KLOS-FMの『Uncle Joe Benson's Local Licks Drive Time Show』でレコード会社との契約の無いアーティストとして取り上げられました。これが彼らのラジオ初出演であり、アトランティック・レコードとの契約に繋がりました。

RATTは1984年に『Out Of The Cellar』をリリースし、全米シーンで爆発的な人気を博しました。否定できないフックと伝説的なミュージック・ビデオを特徴とするリード・シングル「Round And Round」はビルボード・ホット100で12位を記録し、『Out Of The Cellar』はビルボード・トップ200で7位を記録、トリプル・プラチナ認定されました。さらに「Back For More」と「Wanted Man」の2枚のシングルがチャート・インしました。RATTはオープニング・アクトとしてツアーを開始しましたが、ツアー終了時にはアリーナのヘッドライナーまで登りつめました。

1985年、RATTは2枚目のフル・アルバム『Invasion Of Your Privacy』でシーンに戻ってきました。ダブル・プラチナに認定され、ビルボード・トップ200で7位を記録した『Invasion of Your Privacy』は、名曲「Lay It Down」(ビルボード・ホット100で40位)、「You're In Love」を収録しています。

『Dancing Undercover』は1986年に続き、RATTがLAの新鋭バンドPOISONをオープニング・アクトに迎えて北米ツアーを行ないました。リード・シングル「Dance」はビルボード・ホット100にランク・インし、「Slip Of The Lip」のミュージック・ビデオのヒットも生み、「Body Talk」はエディ・マーフィーの映画『The Golden Child』の重要なシーンで取り上げられました。『Dancing Undercover』はRATTの3作連続のプラチナ・アルバムとなり、ビルボード・トップ200で26位を記録しました。

1988年の『Reach For The Sky』で、RATTはビルボード・トップ200アルバム・チャートのトップ20に返り咲き、17位を記録しました。ブルージーなヒット曲でMTVでも人気の高い「Way Cool Jr.」に後押しされ、『Reach For The Sky』はプラチナ認定を受け、RATTにとって4作連続で100万枚を大きく上回るアルバムとなりました。「I Want A Woman」はシングルとしても成功し、ビデオではRATTのライヴの興奮とエネルギーが表現されました。

RATTは1990年にアトランティック時代最後のフル・レンス盤『Detonator』をリリースした。音楽は変化していましたが、「Detonator」は依然として成功を収め、ビルボード・トップ200で23位を記録し、ゴールドに認定されました。主要な外部の作曲家(デズモンド・チャイルド、ダイアン・ウォーレン)やゲスト(ジョン・ボン・ジョヴィ、マイケル・シェンカー)が参加した最初のアルバムです。リード・シングル「Lovin' You's A Dirty Job」はロック・チャートで18位、パワー・バラード「Giving Yourself Away」は39位を記録しました。

1991年には、キアヌ・リーブスとパトリック・スウェイジ主演のヒット映画『Point Break』 から、LPボックス限定のシングル「Nobody Rides For Free」をリリースしています。
商品詳細
ラット 
『The Atlantic Years 1984-1990』


5CDs+7inch(2023/6/9)輸入盤
5LPs+7inch(2023/6/9)輸入盤

■Out Of The Cellar(1984)
1. Wanted Man(Cristofanilli/Crosby/Pearcy)
2. You’re In Trouble(DeMartini/Pearcy/Crosby)
3. Round And Round(DeMartini/Pearcy/Crosby)
4. In Your Direction(Pearcy)
5. She Wants Money(Croucier)
6. Lack Of Communication(Croucier/Pearcy)
7. Back For More(Pearcy/Crosby)
8. The Morning After(DeMartini/Pearcy/Crosby)
9. I’m Insane(Crosby)
10. Scene Of The Crime(Crosby/Croucier)

■Invasion Of Your Privacy(1985)
1. You’re In Love(Croucier/Pearcy)
2. Never Use Love(Pearcy)
3. Lay It Down(DeMartini/Pearcy/Crosby/Croucier)
4. Give It All(Pearcy/Crosby)
5. Closer To My Heart(Crosby/Pearcy)
6. Between The Eyes(DeMartini/Pearcy)
7. What You Give Is What You Get(Croucier)
8. Got Me On The Line(Crosby/Pearcy)
9. You Should Know By Now(Crosby/Pearcy/Croucier)
10. Dangerous But Worth The Risk(DeMartini/Pearcy/Croucier)

■Dancing Undercover(1986)
1. Dance(Pearcy/Crosby/DeMartini/Hill)
2. One Good Lover(Crosby/Pearcy)
3. Drive Me Crazy(Pearcy/Crosby/DeMartini/Blotzer)
4. Slip Of The Lip(DeMartini/Pearcy/Croucier)
5. Body Talk(DeMartini/Pearcy/Croucier)
6. Looking For Love(Crosby/Pearcy/Croucier)
7. 7th Avenue(DeMartini/Pearcy/Croucier)
8. It Doesn’t Matter(Croucier/Pearcy)
9. Take A Chance(DeMartini/Pearcy/Crosby/Croucier)
10. Enough Is Enough(DeMartini/Pearcy/Crosby/Croucier)

■Reach For The Sky(1988)
1. City To City(Pearcy/Crosby/DeMartini/Croucier/Hill)
2. I Want A Woman(Crosby/Pearcy/Croucier/Hill)
3. Way Cool Jr.(DeMartini/Pearcy/Hill)
4. Don’t Bite The Hand That Feeds(Pearcy/Crosby/Croucier/Hill)
5. I Want To Love You Tonight(DeMartini/Crosby/Pearcy)
6. Chain Reaction(DeMartini/Pearcy/Croucier)
7. No Surprise(DeMartini/Pearcy)
8. Bottom Line(Croucier/Pearcy/DeMartini/Crosby/Hill)
9. What’s It Gonna Be(Croucier/DeMartini/Crosby/Pearcy/Hill)
10. What I’m After(Croucier/Pearcy)

■Detonator(1990)
1. Intro To Shame(DeMartini)
2. Shame Shame Shame(DeMartini/Pearcy/Child)
3. Lovin’ You’s A Dirty Job(DeMartini/Pearcy/Croucier/Child)
4. Scratch That Itch(Croucier/Pearcy/Child)
5. One Step Away(Blotzer/Pearcy/DeMartini/Croucier/Child)
6. Hard Time(DeMartini/Pearcy/Child)
7. Heads I Win, Tails You Lose(DeMartini/Pearcy/Child)
8. All Or Nothing(DeMartini/Pearcy/Crosby/Kilgore/Child)
9. Can’t Wait On Love(Crosby/Croucier/DeMartini/Pearcy/Blotzer/Child)
10. Givin’ Yourself Away(Child/Warren/Pearcy)11. Top Secret(Pearcy/DeMartini/Child)

■7” Single – Exclusive to LP box
“Nobody Rides For Free” –(Caton/Pearcy/DeMartini/Croucier)
商品詳細
ラット 
『Tell the World:The Very Best of Ratt』


Amazon Music/MP3(JAN 01 1985)¥2,000
CD(2007/8/21)輸入盤
商品詳細
スティーヴン・パーシー 
『ヴュー・トゥ・ア・スリル』


CD(2018/11/7)¥2,600
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