ロジャー・ウォーターズ、5月25日のプラハ公演を世界50か国の映画館で上映

ロジャー・ウォーターズが、5月25日にチェコ・プラハのO2アリーナで行なう公演を、世界50か国以上、1,500以上の映画館で一夜に限り上映すると発表し、トレーラーが公開されました。

この公演は、3月に開幕したヨーロッパ・ツアー「This Is Not A Drill」（3月27日MLCニュース）の一環として行なわれ、「Us & Them」「Comfortably Numb」「Wish You Were Here」「Shine On You Crazy Diamond」「Is This The Life We Really Want?」「The Bar」など、ピンク・フロイドとウォーターズの楽曲が20曲披露される予定です。

チケットは4月25日に発売され、映画館と上映時間の全リストは、公式サイトにて発表されます。

公式サイト：Roger Waters – This Is Not A Drill – Live From Prague：in Cinemas

なお、ウォーターズは、5月28日にフランフルトで公演を予定していたものの、同市議会から「執拗な反ユダヤ主義の言動」を批判され、公演をキャンセルされました。

しかしながら、ウォーターズは4月17日、今でもフランクフルトを訪れる予定だとSNSで発表し、1943年に処刑された反ナチ活動家、ゾフィー・ショルの墓石の写真と共に、次のメッセージを掲載しました。

「フランクフルト議会は、4月14日の午前0時までにロジャー・ウォーターズへの仮差止め命令に応答することが法的に義務付けられていましたが、彼らはそうしたのでしょうか？　誰も分かりませんか？　我々は、フランクフルトで何が起きているのか推測するしかないのでしょうか？　時間を稼いでいるのでしょうか？　分かりませんね。ま、それは大した問題ではありません！　我々はとにかく行きますから！　なぜなら、人権の問題だからです！　言論の自由の問題なのです！

フランクフルト市議会よ、我々はクリスタルナハト（水晶の夜＝1938年にドイツ各地で発生した反ユダヤ主義暴動）を忘れていません！　ゾフィー・ショルのように、我々の祖先はあの3,000人のユダヤ人と共に立ち上がり、我々は今、パレスチナ人を支持しています。5月28日にフランクフルトに行きます！　愛を」