シンディ・ローパーのドキュメンタリー映画『レット・ザ・カナリア・シング』がNYでワールドプレミア
〈以下、メイカー・インフォメーションより〉
シンディ・ローパーのソロ・デビュー40周年を記念した長編ドキュメンタリー映画 『レット・ザ・カナリア・シング』が、2023年度トライベッカ映画祭にて6月14日(水)にワールドプレミア。
数々の世界的ヒットを生むと共に、「自分らしさ」 を貫くアーティストの先駆けとなった “アンユージュアル” なポップ・アイコン、シンディ・ローパー。そんな彼女のソロ・デビュー40周年を記念した長編ドキュメンタリー映画 『レット・ザ・カナリア・シング』(原題『Let The Canary Sing』)〈米英合作〉が、米ニューヨーク市マンハッタンで開催される2023年度トライベッカ映画祭(6月7日~6月18日)にて、6月14日に世界初公開となる。同作は音楽界のアイコン、シンディ・ローパーの人生とキャリアを大らかに楽しく振り返る陽気なドキュメンタリー。クイーンズで暮らした貧しい生い立ちから世界的なスターへの道のりを辿るこの映画は、シンディのパワフルな声、権利擁護活動への献身、そしてエネルギー溢れる自身への正直さを称えるものになっている。監督は『ローレル・キャニオン 夢のウェストコースト・ロック』(2020)のアリソン・エルウッド(2022年4月13日MLCニュース参照)、プロデュースはアリソン・エルウッド、トレヴァー・バーニー、エイバー・オニール(Eimhear O’Neill)、アンドリュー・タリー。映画のプレミア上映終了後には、ビーコン・シアターのステージにてシンディのパフォーマンスが行なわれ、彼女が放ったヒット曲の数々の中から数曲が披露される予定となっている。
2008年、LGBTQの平等を訴え多数のアーティストが参加した『トゥルー・カラーズ』 ツアーの成功を受けたシンディ・ローパーは、若者のホームレス問題に取り組む非営利団体トゥルー・カラーズ・ユナイテッド(前身:トゥルー・カラーズ・ファンド)を共同で設立。TCUはアメリカのホームレスの若者たちの40%を占めるレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クイア、クエスチョニング(LGBTQ)の若者たちの独特の体験に焦点を合わせている。
シンディは「AllMusic」のリンゼイ・プレイナー(Lindsay Planer)をして 「ロックンロールにおける女性の役割に革命を起こした因習打破のヴォーカリスト」 と呼ばしめた。シンディは全世界で5,000万枚以上のトータルセールスを記録しており、グラミー賞、エミー賞、トニー賞、ニューヨークのアウター・クリティクス・サークル賞、MTVビデオ・ミュージック・アワード(VMAs)、ビルボード・アワード、ビルボードのウィメン・イン・ミュージック・アイコン賞、国連人権高等弁護官事務所によって授与される2019年度ハイ・ノート・グローバル賞、アメリカン・ミュージック・アワード(AMAs)を受賞した。ソングライターの殿堂入りも果たしており、2016年4月にはハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムの星を贈られた。
【シンディ・ローパーの代表曲・ヒット曲を今すぐ聴く】
1953年6月22日、米ニューヨーク生まれの歌手・女優。1978年、ロック・バンド “ブルー・エンジェル” を結成し、80年にレコード・デビュー。83年、フィラデルフィアのバンド、フーターズのバック・アップを受けてソロ・デビューを果たす。デビュー・アルバム 『シーズ・ソー・アンユージュアル』(日本発売は1984年2月25日)は、アメリカだけで600万枚、全世界で1,600万枚以上(当時)という驚異的なセールスを記録。女性の社会的地位向上を高らかに謳った1stシングル 「ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン」から、全米1位を記録した 「タイム・アフター・タイム」、「シー・バップ」「オール・スルー・ザ・ナイト」とデビュー・アルバムから4曲連続で全米シングル・チャートTOP5入りを果たした初の女性ソロ・アーティストとなる。続いて、映画 『グーニーズ』 のサントラに参加。主題歌となったシングル「グーニーズはグッド・イナフ」 も世界的な大ヒットを記録した。1986年、2ndアルバム 『トゥルー・カラーズ』 を発表。このアルバムからも、彼女の2曲目の全米1位曲となった 「トゥルー・カラーズ」 のほか、「チェンジ・オブ・ハート」「ホワッツ・ゴーイン・オン」といったシングル・ヒットが生まれた。陽気で活力あふれる個性的な歌声とファッションで人気を博し、弾けるポップスからロマンティックなバラードまで歌いこなすエンターティナー歌手として80年代に強烈に印象深い成果を残した。その後は女優として映画や人気TVシリーズ、ブロードウェイ・ミュージカルにも出演しており、グラミー賞と共にエミー賞やトニー賞の受賞経験もある。
2005年には米国の同性愛者やその家族・友人を支援する団体PFLAGの「Stay Close Campaign」に姉妹で初参加。その後も現在に至るまで、女性の社会的地位向上やLGBTQコミュニティ、およびHIV/エイズと共に生きる人々に対する支援活動を続けており、自身が設立した慈善団体(トゥルー・カラーズ・ユナイテッド)では、ホームレスになってしまうLGBTQの若者をなくすべく活動を行なっている。
2011年には、キャリア初となるブルース・アルバム 『メンフィス・ブルース』 を発表。グラミー賞にノミネートされた。大の親日家としても知られており、2011年の東日本大震災の際には多くの来日公演が中止となる中、日本ツアーを敢行。日本中のファンを勇気づけてくれた。さらに翌2012年、2015年にもツアーも行ない、2013年には夏フェス(サマソニ)にも参加した。2013年には、ブロードウェイ・ミュージカル『キンキーブーツ』で、全曲作詞・作曲を担当。自身初のトニー賞を受賞した。2019年10月には、自身のデビュー35周年を記念した、4年振りとなるジャパン・ツアーも行なっている。
シンディ・ローパー
『ジャパニーズ・シングル・コレクション −グレイテスト・ヒッツ−』(DVD付)
CD+DVD(2019/9/6)¥2,535
シンディ・ローパー
『Detour』
・Amazon Music・MP3(2016/5/6)¥1,500
・CD(2017/4/7)輸入盤
この記事へのコメントはまだありません
RELATED POSTS
関連記事
-
2024.12.09 シンディ・ローパー、ミネアポリス公演にルシンダ・ウィリアムズがサプライズ出演
-
2024.10.23 シンディ・ローパー、6年ぶり通算15度目にして最後のジャパン・ツアーに向けてコメント
-
2024.06.05 シンディ・ローパー、フェアウェル・ツアー発表
-
2023.07.10 シンディ・ローパー、新曲「Oh, Dolores」公開
LATEST POSTS
最新記事