2025年「ロックの殿堂」入り式典、豪華アーティストがパフォーマンスを披露

「ロックの殿堂」入り式典が11月8日、ロサンゼルスのピーコック・シアターで開催され、バッド・カンパニー、チャビー・チェッカー、ジョー・コッカー、シンディ・ローパー、アウトキャスト、サウンドガーデン、ザ・ホワイト・ストライプスらが殿堂入りを果たしました。
式典には、エルトン・ジョン、ブライアン・アダムス、ブラック・クロウズのクリス・ロビンソン、ハートのナンシー・ウィルソン、エアロスミスのジョー・ペリー、イギー・ポップ、スティーヴィー・ワンダーらをはじめとする多数の豪華ゲストも出演し(10月9日MLCニュース)、SNSにハイライト映像が公開されています。

特に注目を集めたのが、故ブライアン・ウィルソンを追悼したエルトン・ジョンのスピーチとパフォーマンスで、ジョンは心に響くウィルソンのエピソードを披露し、ビーチ・ボーイズ1966年の名曲「God Only Knows」(邦題「神のみぞ知る」)を熱唱しました。

バッド・カンパニーは、ポール・ロジャースが体調不良のため欠席しましたが、ドラマーのサイモン・カークが、プレゼンターのミック・フリートマックのスピーチに続き、バンドを代表して受賞スピーチを行ない、エアロスミスのジョー・ペリー、ハートのナンシー・ウィルソン、ヴォーカルを担当したブライアン・アダムスらと「Can’t Get Enough」のパフォーマンスを披露しました。

なお、ブライアン・アダムスはジョー・コッカーのプレゼンターも務めており、コッカーへのトリビュート・スピーチを行なったほか、式典のフィナーレでは、コッカーのカヴァーでも知られるビートルズの「With a Little Help From My Friends」のパフォーマンスに、テデスキ・トラックス・バンドやシンディ・ローパー、クリス・ロビンソンらと参加していました。

ホワイト・ストライプスは、イギー・ポップがプレゼンターを務め、ジャック・ホワイトが受賞スピーチを行ない、トゥエンティ・ワン・パイロッツが「Seven Nation Army」、オリヴィア・ロドリゴとファイストが「We’re Going to Be Friends」をカヴァーしました。

サウンドガーデンのプレゼンターは、俳優/コメディアンのジム・キャリーが務め、ドラマーのマット・キャメロン、ギタリストのキム・セイル、ベーシストのベン・シェパード、そしてオリジナル・ベーシストのヒロ・ヤマモトがステージに登場しました。

バンドは、ギターで参加したパール・ジャムのマイク・マクレディと、ヴォーカルで参加したプリティ・レックスのテイラー・モムセンと共に「Rusty Cage」を披露したほか、続いて登場したブランディ・カーライルとアリス・イン・チェインズのジェリー・カントレルと共に「Black Hole Sun」をパフォーマンスし、故クリス・コーネルの娘トニが、ナンシー・ウィルソンのギターをバックに「Fell On Black Days」を歌いあげました。

シンディ・ローパーのプレゼンターはチャペル・ローンが務め、ローパーはRAYEと共に「Time After Time」、アヴリル・ラヴィーンやソルト・ン・ペパらと「「Girls Just Want to Have Fun」をパフォーマンスしました。

また、2025年に他界したスライ・ストーンのトリビュート・パフォーマンスも行なわれ、スティーヴィー・ワンダー、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリー、ベック、クエストラヴ(ザ・ルーツ)、ジェニファー・ハドソンらが参加しています。

─────────────

この記事についてのコメントコメントを投稿

この記事へのコメントはまだありません

ザ・バンド 全曲解説

ザ・バンド 全曲解説

2,970円

Acoustic Guitar Book Presents カントリー・ブルース・ギターSpecial

2,200円
ぼくのアメリカ音楽漂流~鈴木カツ ライナーノーツ集

ぼくのアメリカ音楽漂流~鈴木カツ ライナーノーツ集

2,420円
アメリカン・ミュージック・トレイル~ロサンゼルスからシアトルまで

アメリカン・ミュージック・トレイル~ロサンゼルスからシアトルまで

2,420円

RELATED POSTS

関連記事

LATEST POSTS

最新記事

ページトップ