ザ・ポップ・グループのオリジナル・ギタリスト、ジョン・ワディントンが63歳で死去

英ポスト・パンク・バンド、ザ・ポップ・グループ（The Pop Group）の創設メンバー／ギタリストのジョン・ワディントン（John Waddington）が6月20日、63歳で死去しました。

ザ・ポップ・グループは、創設メンバー／ヴォーカリストのマーク・スチュワートが、4月に他界したばかりでした（4月24日MLCニュース）。

ワディントンの訃報はバンドがSNSで伝えており、「影響力のあるミュージシャンで、グループに欠かせないメンバーでした」と綴っています。

ワディントンは、17歳の時にパンク・バンドのザ・ボーイフレンズでキャリアをスタートさせ、1977年にマーク・スチュワート、サイモン・アンダーウッド、ギャレス・セイガー、ブルース・スミスらとザ・ポップ・グループを結成し、1979年のデビュー・アルバム『Y』と、1980年のセカンド・アルバム『For How Much Longer Do We Tolerate Mass Murder？』に参加しました。

ザ・ポップ・グループが1981年に解散した後、ワディントンはポスト・パンク・バンドのマキシマム・ジョイに加入し、バンドが同年リリースしたデビュー・アルバム『Station MXJY』に参加。また、ニュー・エイジ・ステッパーズ1981年のデビュー・アルバム『New Age Steppers』や、ジュディ・ナイロン1982年のアルバム『Pal Judy』でギターを演奏したほか、ドイツのシンセ・ポップ・トリオ、U-BahnXにも参加していました。

なお、ザ・ポップ・グループは2010年に再結成しましたが、ワディントンは加入しておらず、最後にクレジットされた作品は、リリー・アレン2006年のアルバム『Alright, Still』でした。

安らかなる眠りをお祈りいたします。