ウィルコのニュー・アルバム『カズン』リリース！　その印象的なアルバム・カヴァーとは？

〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

ウィルコのニュー・アルバム『カズン』リリース！ その印象的なアルバム・カヴァーとは？

先週9月29日に13枚目となるスタジオ・アルバム『カズン』をリリースしたウィルコ。彼らはこのアルバムを引っ提げて、9月26日のオクラホマ州のタルサを皮切りに全米ツアーをスタートしたばかり。2024年3月には、11年ぶりの単独公演となる、来日公演も決定している。

〈WILCO / JAPAN TOUR 2024〉
2024年3月7日（木）Tokyo Zepp Haneda
2024年3月8日（金）Osaka なんばHatch
主催：SMASH

・Info）WILCO｜LIVE INFORMATION｜SMASH［スマッシュ］Official Site（smash-jpn.com）

●関連ニュース
LIVE 2024/3/7・8　ウィルコ　東京・大阪

ニュー・アルバムの『カズン』、今回のジャケット写真のアートワークはとても印象的だ。日本のフラワーアーティスト、東信さんが北海道で取り組んだ作品「Frozen Flowers」がフィーチャーされている。これまでもイアン・ブラウンやアイスエイジとコラボ、音楽と縁の深い東氏だが、今回は「Frozen Flowers」を見たジェフが感動、直接オファーしてきたそうだ。その経緯について東氏は以下のように語っている。

「私自身も音楽をやっていたので、ウィルコのことは存じていました。30年以上もアメリカ音楽シーンの第一線を走り続ける素晴らしいバンドであると同時に、常にさまざまな実験的な手法を試みる姿勢が多くの人を惹きつけるのだと思います。私は花の表現において、常に今まである概念を壊し、新たな価値を創造・開拓するマインドで表現活動を続けていますが、作品を通じてウィルコのメンバーの皆さんにもそういった姿勢に共感頂いたのかなと感じ、光栄に思っています」

アルバムは、ウェールズのアーティスト、ケイト・ル・ボンのプロデュースによるもので、ウィルコが『スカイ・ブルー・スカイ・ブルー』以来、久々に外部プロデューサーと組んだ作品だ。サックス、安物の日本製ギター、シネマティックでニュー・ウェイヴ・スタイルのドラム・マシーンなどに、ル・ボンの影響が感じられる。その結果、ウィルコの最も尖った、刺激的なアルバムとなり、バンドにとってまさに新境地となった。長年、互いの作品を称賛してきたウィルコとル・ボンは、2019年に同バンドが開催したソリッド・サウンド・フェスティバルで初めて出会った。そこですぐに心を通わせたトゥイーディーは、2022年にル・ボンをバンドのシカゴのスタジオ、ザ・ロフトに招き、『カズン』の制作に取り掛かった。ル・ボンはバンドにリスクを冒し、確立された強みを転用し、習慣に抗うよう促した。ル・ボンは、「ウィルコのすごいところは、彼らが何にでもなれること。彼らはとても変幻自在で、どんなジャンルであれ、どんな感触のレコードであれ、彼らのやることすべてに流れる信頼性の糸がある。成功したキャリアの中で、これほど深く物事を変化させることができるバンドはそう多くない」と語っている。

さらに、アルバム『カズン』のほかに、ジェフ・トゥイーディーは彼の新しい本『WORLD WITHIN A SONG：Music That Changed My Life and Life That Changed My Music』を11月7日に出版し、この本のためのツアーを11月5日から、13日の間で実施する。