アラブ・ストラップが全英14位を記録した復活作から3年、タイトルやジャケにいいね!の絵文字入り8枚目の新作リリース

アラブ・ストラップはスコットランドのインディ・グループで、90年代にデビューし2006年に解散。その後10年を経て再結成し、2021年に16年ぶりとなる復活作が全英14位、スコットランド1位を記録(実はブランクの間にも自主制作で作品を多数配信公開していたようですが)。今回それ以来となる復活2作目/通算8作目のアルバム『アイム・トータリー・ファイン・ウィズ・イット ドント・ギヴ・ア・ファック・エニモア』をリリースします。そしてMLCでは表示できませんが、新作タイトルにはジャケ画像にある通り「いいね!」の絵文字が二つ。その由来は案外気楽な感じのようですが、作品の内容はとてもシリアスです。
〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

エイダン・モファットとマルコム・ミドルトンによるスコットランドの伝説のインディ・ロック・バンド、アラブ・ストラップ。スコットランド1位/全英14位を記録した復活作から3年、8枚目のアルバム『アイム・トータリー・ファイン・ウィズ・イット ドント・ギヴ・ア・ファック・エニモア 』をモグワイのレーベル、ロック・アクションよりリリース。アルバムよりシングル「Bliss」をリリース/ビデオも公開。
アラブ・ストラップ(Arab Strap)はモグワイ(Mogwai)のロック・アクション・レコーズ(Rock Action Records)から2024年5月10日にリリースされるニュー・アルバム『I’m totally fine with it  don’t give a fuck anymore 』より、ファースト・シングル「Bliss」をリリースした。この曲は、ほぼエレクトロニックなディスコ・バンガーで、そこに、信頼できるギターがほんのりと効いている。「ネット上の憎悪の恐怖を歌っている。家で一人で隠れている間に、ソーシャル・プラットフォームでいかに自分をさらけ出すかについて歌っているんだ。でも、この曲で踊ることもできる!」とヴォーカルのエイダン・モファット(Aidan Moffat)は語る。また、同曲には、ディストピアの世界に閉じ込められた人物を印象的なダンサーが擬人化したビデオが付属する(グラスゴーを拠点に活躍する受賞歴のあるディレクター、アインズ〈Ains〉が監督)。
●全英トップ20(全英14位、スコットランド1位)にランクインした『As Days Get Dark』に続き、アラブ・ストラップはモグワイのロック・アクション・レコーズからは2枚目となるアルバム『I’m totally fine with it  don’t give a fuck anymore 』を、2024年5月10日にリリースする。このアルバムには、陰謀論、オンライン中毒、そして一見つながっているように見えるこの惑星の忘れられた魂など、より緊急でタイムリーなテーマが、バンドのキャリアの中で最も冒険的なサウンドをもって凝縮されている。その結果、モファットが「静かな怒り」と呼ぶ、「有形世界と無形世界、そのどちらを信じ、関わるか」に対する怒りと愛情が同居した作品へと仕上がった。デビューから約28年、アラブ・ストラップがこれほど本質的なサウンドを奏でたことはなく、この新作は、彼らがより広い視野にフォーカスを当てていることを強く証明している。マルコム・ミドルトン(Malcolm Middleton)とエイダン・モファットだけで制作/演奏され、長年のコラボレーターであるポール・サヴェージ(Paul Savage)と共に仕上げたこのアルバムは、うっとりするようなスローコアのロマンから、荒れ狂うオルタナティヴ・ポップへと、バンドの変貌をさらに促している。「I’m totally fine with it  don’t give a fuck anymore  (もう全く平気。どうでもいい)」は、全てを諦めたバンドによるアルバムのタイトルに聞こえるかもしれないが、実際には、アラブ・ストラップの新たな創造期を明確に定義するアルバムとなっている(事実、バンドのライブ・ドラマーが書いて、モファットが面白いと思った文章に過ぎない)。バンドは最近、1998年のアルバム『Philophobia』の25周年のアニヴァーサリー・ツアーを終えたが、この新しいアルバムには、前進し、新たな地平を開拓したいという願望が感じられる。「ツアーは楽しかったけど、終わってよかったと思う」とミドルトンは笑う。「『Philophobia』のライヴは、昔の僕たちに別れを告げるためのものだった。とても穏やかで静かなツアーだった。そして今、僕たちは騒ぐ権利を得たと思うんだ」とモファットは続ける。
●アラブ・ストラップは1995年に結成されたエイダン・モファットとマルコム・ミドルトンによるスコットランドのインディ・ロック・バンドだ。1996年にグラスゴーのレーベル、ケミカル・アンダーグラウンド(Chemikal Underground)からデビュー・アルバム『The Week Never Starts Round Here』をリリース。続く1998年のセカンド・アルバム『Philophobia』はUKトップ40ヒットを記録し、1999年にはメジャーのゴー!ビート(Go! Beat)よりサード・アルバム『Elephant Shoe』をリリースした。再びケミカル・アンダーグラウンドに戻り『The Red Thread』(2001年)、『Monday at the Hug & Pint』(2003年)とアルバムをリリースするも、2005年の6枚目のアルバム『The Last Romance』を最後に2006年に解散した。2016年、ライヴを行なうために再結成し、2021年、16年ぶりとなる自身7枚目のアルバム『As Days Get Dark』をモグワイのロック・アクション・レコーズからリリース。アルバムはスコットランド1位/全英14位を記録した。

■More info:Big Nothing
【アルバム情報】2024.5.10 ON SALE[世界同時発売]

アラブ・ストラップ
『アイム・トータリー・ファイン・ウィズ・イット ドント・ギヴ・ア・ファック・エニモア 』
Arab Strap/I’m Totally Fine With It Don’t Give A Fuck Anymore

ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ
ROCKACT157CDJ[CD/国内流通仕様]
世界同時発売、解説付
商品詳細
アラブ・ストラップ
『I’m totally fine with it don't give a fuck anymore 』


Amazon Music・MP3(MAY 10 2024)¥1,800
1. Allatonceness
2. Bliss
3. Sociometer Blues
4. Hide Your Fires
5. Summer Season
6. Molehills
7. Strawberry Moon
8. You’re Not There
9. Haven’t You Heard
10. Safe & Well
11. Dreg Queen
12. Turn Off The Light
商品詳細
アラブ・ストラップ
『As Days Get Dark』


Amazon Music・MP3(MAR 05 2021)¥1,800
商品詳細
アラブ・ストラップ
『Philophobia(Deluxe Version)』


Amazon Music・MP3(JAN 01 1998)¥1,500
商品詳細
アラブ・ストラップ
『Arab Strap.』


Amazon Music・MP3(SEP 30 2016)¥2,000
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