スーダン＋アメリカン・フォーク──トロントの詩人、シンガー・ソングライター、ムスタファ

早い話がイスラム色の強い男性版トレイシー・チャップマン──というと身も蓋もありませんが、説明としては一番端的だと思います。以前は「ムスタファ・ザ・ポエット」と名乗っていたムスタファ・アーメッドはカナダはトロント出身の28歳。ウィキペディアによると物騒な街で少年時代を送りながらも、7年生（13歳）の時に初めてその詩が評価され、その後もハラル・ギャングを名乗るヒップホップ集団に属しながら詩作を続けていたのだとか。音楽にも本格的に取り組み始めたのが2016年ごろ、現在までにアルバムを1枚とシングル5枚を発表しており、今回の「Imaan」へ至る、と。まずはぜひご一聴ください。

〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

ドレイク、ザ・ウィークエンド、ジェイムス・ブレイクらとの活動でも知られるトロントの詩人、シンガー、ソングライター、ムスタファがジャグジャグウォー（Jagjaguwar）と契約。ニュー・シングル「Imaan（イマン）」をリリース。イマン・ハマン主演のミュージック・ビデオも公開。

商品詳細
Mustafa
「Imaan」

Amazon Music・MP3（MAR 05 2024）¥250

ムスタファ（Mustafa）は2024年初のシングル「Imaan」をリリース。イマン・ハマン（Imaan Hammam）主演、ラミー・ユセフ（Ramy Youssef）がクリエイティヴ・ディレクション、ナビル・エルダーキン（Nabil Elderkin）が共同ディレクションを手がけた自主制作のミュージック・ビデオも公開した。このシングルは、ムスタファの新レーベルとなるジャグジャグウォーからの初のリリースで、2023年リリースの「Name of God」、絶賛された2021年のプロジェクト『When Smoke Rises』に続くものである。「Name of God」と共に、「Imaan」はムスタファが今年後半にリリースを予定しているアルバムからのセカンド・シングルとなる。

スノー・アレグラ（Snoh Aalegra）のバッキング・ヴォーカルをフィーチャーした「Imaan」は、ムスタファがスーダンから受けた影響とアメリカン・フォークを融合させた、完全にユニークな曲へと仕上がった。アコースティック・ギターとスーダンのアブデル・ガディル・サリム（Abdel Gadir Salim）のサンプルをバックに、文化と神がいかに愛の道に立ちはだかるかに関して、真摯に賛辞を送ると同時に、愛を守ることのできる神への道を見つけようとしている。

ムスタファはトロントの詩人、シンガー、ソングライターだ。ドレイク（Drake）にその才能を見出され、ザ・ウィークエンド（The Weeknd）らへ楽曲を提供。フランク・デュークス（Frank Dukes）、ジェイムズ・ブレイク（James Blake）、ジェイミー xx（Jaime xx）がプロデュースを手掛けた2021年のアルバム『When Smoke Rises』は、ポラリス・ミュージック・プライズにノミネートされるなど、高い評価を博した。

■More info：Big Nothibng