KISS、楽曲やブランド名、ロゴなどの知的財産権を売却

この中には、マスター・レコーディングと音楽出版権のアーティスト・シェアや、KISSのメイクアップ・デザインの権利も含まれているそうで、売却額は推定3億ドル（約454億円）以上とのこと。

ポップハウス・エンターテイメントは、ABBAのビョルン・ウルヴァースが2014年に共同設立したエンタメ／音楽投資会社で、2022年に開幕したABBAのデジタル・コンサート「Voyage」（2022年5月30日MLCニュース）を手掛けており、これと同じ技術を使い、KISSがツアーの最終公演で発表したバンドのアバター・ショウを計画しています（2023年12月4日MLCニュース）。

このアバター・ショウは、2027年にアメリカの都市で開催される予定で、同社と共にこのプロジェクトに何か月も費やしているKISSのメンバーは、すでにウォルト・ディズニー・カンパニーのSFX／VFX制作会社「インダストリアル・ライト＆マジック」に向かい、ボディスーツを着てアバター・ショウのパフォーマンを撮影しているそうです。

ポップハウスのCEOであるスンディン氏は、「KISSに関する多くの計画がありますし、彼らのレガシーを守り、新しい世代のために拡大したいと思っています」と述べ、KISSのジーン・シモンズは、次のように語っています。

「我々は常にポップカルチャーの新境地を開拓してきたが、今回のパートナーシップにより、今後何年にもわたってそれを継続することが保証されるだろう。なぜなら、ポップハウスは “掟破り” だからだ。我々にはすでに進行中の計画が3つあり、アバター・ショウのほかに、伝記映画1本とKISSをテーマにした体験がある。これ以上エキサイティングな未来はない！」

※3か月前に公開されたプロモーション映像