【連載・朝日順子】ロック史の現場を見て！食べて！飲む！ ビートルズのインド編・最終回 行きたい場所には行ける時に！

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【連載・朝日順子】ロック史の現場を見て！食べて！飲む！　ビートルズのインド編・最終回　行きたい場所には行ける時に！

2024.04.30

MUSIC LIFE CLUB 6th Anniversary

【連載・朝日順子】ロック史の現場を見て！食べて！飲む！　ビートルズのインド編・最終回　行きたい場所には行ける時に！

朝日順子さんの連載第2弾、インドのビートルズゆかりの地巡りの旅もこれで最終回。今回はかのタージ・マハルへ。行きたい場所には行ける時に行っておかねばなりません。ポールには「まったく、そういうとこがキミのダメなところだぞ？」と言っておきたい。その点ジョージはホント偉いね。

ビートルズとか関係なしに、旅先では衛生面のリスク管理を忘れずに！

最終回　無理なものは無理で「我慢＆我慢」

小学生の頃に図鑑で見て、世界で行きたい場所No.1だったタージ・マハルが視界に入った時は、感無量でした。白い大理石でできたこの霊廟を前に、ジョージが魚眼レンズで自撮りした1966年の写真は、ビートルズ好きの間では有名です。ツアーの皆さんも思い思いにジョージへの愛を込めながら、自撮りしていました。ジョージはラヴィ・シャンカルの元でシタールの修行をしようと、妻のパティと共に単独でインドを訪れ、ラヴィと彼の愛人も一緒に国中を旅しました。皇帝が王妃の死を悼み建てたタージは、恋人に人気のデートスポットのようで、そんなラブラブ・カップル2組の修学旅行にふさわしいといえましょう。が、一方でポールは、リシケシュ滞在中に婚約者のジェーン・アッシャーからタージに連れて行ってくれとせがまれたのに断ってしまいます。2人は帰国後ほどなくして別れることになります。タージは行ける時に行っとかないといけませんね。

今回の旅ではインドの定食ターリー（付いてくるパンは、ナンではなくチャパティとパパド）を何度か食べましたが、必ず添えられている生野菜に手を付けず、水にも気をつけていたおかげで、お腹を壊しませんでした。お手洗いに困ることもありませんでしたが、2度、恐怖体験をしました。一度は高速道路沿いの公衆トイレ。ドアが無く水浸しで、中国に住んでいた時以来見たニーハオトイレでした。もう1つは、日本人相手の綺麗な紅茶店。ここなら大丈夫だろうとトイレの所在を聞くと、日本語で「こちらです、こちらです」と朗らかに外に連れて行かれ、物乞いの子供達が夜の暗がりを群がってくるなか示されたのが、ブラックホールのようなトイレ。「電気は無いです」と当たり前のように言われ、「悪夢によく出てくるトイレが現実に！　扉を閉めても開けても無理！」と我慢したのでした。連載をお読みくださった皆様、ミュージックライフ・クラブの皆様、ありがとうございました。最後はトイレの怖い話で終わりましたが、高速道路で目撃したラクダの可愛い写真で癒されてくださいませ。

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朝日順子氏による「ロック史の現場を見て！食べて！飲む！」の「ビートルズのインド編」もこれで最終回。ポールのダメなところばかりがクローズアップされてしまった連載ですが、念のため申し上げておきますとポールは普通の男の子で、ジョージがとてもいい子なだけです……って、ファンの方ならお分かりですよね。

というわけで、朝日さん今回もどうもありがとうございました！　またどちらかへご旅行にいらっしゃる際にはお声がけください、珍道中記お待ち申し上げております。आइए फिर से मिलते हैं（アイエ・フィルセ・ミルテヘン）。

朝日順子のサイト

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