ブライアン・メイ、サミー・ヘイガーとのインタヴューでフレディとアダムについて語る

このインタヴューは、ナッシュヴィルのギター・レジェンド、ジェイムズ・バートンのトリビュート公演「James Burton & Friends」のバックステージで行なわれ、メイはアダム・ランバートがクイーンの昔の曲を予想もしなかったところまで持っていき、仰天させられたと語っています。

「アダムは物事に新鮮な視点をもたらしてくれる。彼は『こんな風にやってみたら？　ああやってみない？』と提案することを恐れないんだ。クイーンの曲は化石じゃないし、曲は生きもので、アダムと共に進化している。それは素晴らしいことだし、彼には驚かされるよ。

僕らがやる “Who Wants To Live Forever” は、フレディが時々歌ってた曲だけど、フレディの体調が万全じゃなかったら、彼にとってはちょっと負担が大きすぎただろうね……でもご存知の通り、アダムはいつも歌うし、いつでも上手くやりこなして、どんどん高いレベルに持っていくんだ。

そんな時、僕はステージで演奏しながら、『彼は今何をやったんだ？』って思う。彼の音域の幅広さと、物事を異なる環境に融合させ、少しだけ新しい形に変化させる勇気には驚かされるよ。だから僕はアダムと一緒に仕事をするのが大好きなんだ」

またメイは、人生の終わりに近づいたフレディと仕事をした時のことや、フレディ他界後の数年間にロジャー・テイラーとクイーンの遺産をどのようにキュレーションしたかについて語っていました。

その後の映像では、ヘイガーが同公演に出演したイーグルスのギタリスト、ジョー・ウォルシュと長寿の秘訣について話し合い、同じく出演したデヴィッド・レターマンのバンドリーダー、ポール・シェイファーを当初認識できなかった様子や、ヘイガーが生涯ずっと愛してきたカントリー歌手のタニヤ・タッカーと語り合う姿が映し出されています。

なお、サミー・ヘイガーが、マイケル・アンソニー（b）、ジェイソン・ボーナム（ds）、ジョー・サトリアーニ（g）とヴァン・ヘイレンの曲を披露する北米ツアー「The Best of All Worlds」は、明日7月13日に開幕します（5月31日MLCニュース）。