ブルックリンの5人組、ギースのフロントマン、キャメロン・ウィンターの現代版『ハーヴェスト』なソロ・アルバムが完成

©︎ Nina Djaerff
このキャメロン・ウィンターのようにアーティストとして第一歩を踏み出すアーティスト(ギースというバンドがあるとはいえ)をわかりやすくご紹介する際、ある意味不謹慎を承知で類似・近似な具体名をあげるようにしていますが、そこでまず思い浮かんだのが『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』や『ハーヴェスト』のニール・ヤング。声質は違えど歌声のヴィブラートでの不安定な感じとか、ピアノやギターを寂しげに響かせる楽曲とか。この他思い浮かんだ名前としてはトム・ウェイツやヴァン・ダイク・パークス的なところも。きっと「褒めすぎだろ」の声もあるでしょうが、逆にもしかしたら彼はそれを超えていく可能性もあるわけで。そうした先人たちの名作ように、将来彼が世に問うであろう作品を楽しみに、まずはこの最初のソロ作『ヘヴィ・メタル』を聞いていようと思います。
〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

ブルックリンの5人組、ギースのフロントマン、キャメロン・ウィンターのソロ・アルバムが完成。改革の達人による自己を見つめ直す予測不可能な旅『ヘヴィ・メタル』、リリース。
ギース(Geese)のフロントマン、キャメロン・ウィンター(Cameron Winter)は、パルチザン・レコーズ(Partisan Records)よりソロ・デビュー・アルバム『Heavy Metal』をリリースする。『Heavy Metal』では、ウィンター自身が影響を受けた様々な音楽が、現代的な曲作りによって、超現実的なモザイクへと解きほぐされる。このアルバムは、ウィンターの自己を見つめ直す予測不可能な旅であり、このフロントマンが改革の達人であることを明らかにする。「1年前、僕はギースというバンド以外でアルバムを作る気になった。ギースのファンにとっては残念なことだけど、4ヶ月かかると思っていたら1年半もかかった。ソロになるにはまだ早すぎるというアドヴァイスも沢山もらった。おそらく、ほとんどの人が、ソロ・アルバムはバンドが一段落したときに出すもので、たいていは何の刺激もない高価な粗悪品だと感じているからだろう。でも安心してほしい。僕のソロ・アルバムはユニークなものだ。なぜなら、僕のバンドを知る人はほとんどいないし、僕は若く、両親と同居することも恐れていない。そして、どんなアイデアでも自由に追いかけることができるからだ」とウィンターは語る。一方、ギースは昨年、最も魅力的なツアー・アクトの1つとしての確固たる地位を築いた。キング・ギザード(King Gizzard)をサポートしたアメリカ・ツアーから間もないこの夏、彼らはグレタ・ヴァン・フリート(Greta Van Fleet)のアリーナ・ライヴに4週間参加。また、「Bonnaroo」「Governors Ball」「Lollapalooza」「Pickathon」といったサマー・フェスティヴァルにも出演した。バンドの最新アルバム『3D Country』は、近年最高のスロー・バーニングなロックのサクセス・ストーリーのひとつとなった。

■More info:Big Nothing

【リリース情報】2024.12.25 ON SALE

キャメロン・ウィンター『ヘヴィ・メタル』
Cameron Winter/Heavy Metal

ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ
PTPS50CDJ[CD/国内流通仕様]

商品情報
Cameron Winter
『Heavy Metal』


Amazon Music・MP3(DEC 06 2024)¥1,800

1. The Rolling Stones
2. Nausicaä (Love Will Be Revealed)
3. Love Takes Miles
4. Drinking Age
5. Cancer of the Skull
6. Try As I May
7. We’re Thinking The Same Thing
8. Nina In A Field Of Cops
9. $0 Man
10. Can’t Keep Anything

商品情報
ギース 
『3D Country』


CD(2023/6/23)¥2,120
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