フィル・コリンズのドキュメンタリー『Drummer First』、トレーラー公開

フィル・コリンズのドラマー人生を描いたドキュメンタリー『Phil Collins：Drummer First』が、12月18日から「Drumeo」のYouTubeチャンネルで公開されることになり、トレーラーが公開されました。

Drumeoは、ドラム・レッスンや人気のトピックスに関するアーティスト・コースなどをオンラインで提供するプラットフォームで、コンテンツ・ディレクターのブランドン・トーウズは、次のように語っています。

「この3年間、私は Drumeo チームと協力し、私のドラム・ヒーローの1人であるフィル・コリンズに関するドキュメンタリーを制作してきました。私はフィルと彼の息子ニック・コリンズとスイスで数日過ごし、フィルとジェネシスが正式に引退した直後に一連の新しいインタヴューを撮影しました」

健康問題や怪我が引退に繋がり、2021年にドラムスティックをまともに持てなくなったと明かしていたコリンズは、トレーラーの冒頭で「僕はドラムを少し演奏するシンガーではなく、少し歌うドラマーなんだ」と語り、1981年のソロ曲「In The Air Tonight」での象徴的なドラムフィルについて、また演奏不可能となった現実についても触れ、「ある日目覚めて、ドラムスティックを持てるようになっていたら挑戦してみるよ。今は飛行機のマイルを使い果たした感じなんだ」と述べています。

またトレーラーでは、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミスが、「フィル・コリンズのドラム演奏には、聴いただけですぐにわかる独特なサウンドとスタイルがある」と語り、ドリーム・シアターのマイク・ポートノイは、「彼はプログレのアイコンとして本当に過小評価されている」とコメントしています。

このほか、本編にはリーランド・スクラー、トミー・アルドリッジ、エロイ・カサグランデ、ビリー・コブハム、マット・キャメロン、ダリル・ステューマー、ルイス・コンテ、サイモン・フィリップス、トッド・サッチャーマン、ジョナサン・モフェット、ジョーダン・ルーデス、ブラン・デイラー、リバティ・デヴィート、チャド・ワッカーマンも登場しています。