物憂げな歌声に中近東風味のアシッド・フォーク。プーマ・ブルー、2年ぶりの新曲「タペストリー」をリリース

プーマ・ブルーは本名ジェイコブ・アレン、英国南ロンドン生まれ。2017年に自主制作のシングルでデビュー、これまでに4枚のアルバムをリリース(目下の最新作は2023年の『Holy Waters』)。現在はアメリカのアトランタに拠点を移して活動する、物憂げで中性的な歌声と独特の静謐さをたたえた世界観の楽曲が魅力の、ジャズ/シンガー・ソングライター。彼の紹介文で引き合いに出されている名前でこれだ!と思えたのはジェフ・バックリー、彼の『Live at Sin-é』を思い浮かべてください。今回3年ぶりの新曲「tapestry」でもその点に変わりはありません。
〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

プーマ・ブルー、2023年のアルバム『Holy Waters』以来の新曲「tapestry(タペストリー)」をリリース。
商品詳細
Puma Blue
「tapestry」


Amazon Music(JAN 27 2025)¥250
「胸が張り裂けそうになるほどゴージャス」- Paste Magazine
「アーティストが自分の感情を表現するために、自分自身の内面にまで踏み込もうとするとき、それを感じることができる」- Office Magazine

南ロンドン生まれでアトランタを拠点に活動するジェイコヴ・アレン(Jacob Allen)ことプーマ・ブルー(Puma Blue)は、悲しみと人間の経験の繊細なニュアンスの探求を続け、今日、ゆったりとしてストリップダウンされたニュー・シングル、「tapestry」をリリースした。ブルー・フラワーズ(Blue Flowers)からリリースされたこの曲は、『NPR』『The FADER』『Paste Magazine』などで絶賛された2023年のアルバム『Holy Waters』以来の作品となる。アレンがフル・バンドのセットアップを離れて作曲したギターとヴォーカルのみの「tapestry」は、プーマ・ブルーの変化を示すもので、感情的に生々しい。

「僕たちは、永遠に手に入ると思っていたものを失ってしまう。それは僕たちの現実の構造を破壊してしまう。この曲は、多くのことを教えてくれた人、もっと一緒にいたいと思っていた人を失ったときに書いたんだ。僕は、日記に書くように “tapestry” をレコーディングしただけで、誰かと共有するつもりもなく、ただ個人的な表現として書いた。しかし、友人たちからのちょっとした後押しで、僕は再びここにやってきて、僕のささやきを風に捧げることにした」とAllenはこの曲について語る。

自分で監督したミュージック・ビデオは、揺れ動くダークな雰囲気の曲に合わせて制作された。

自らのアートの境界を広げることに引き寄せられたアレンは、『Holy Waters』リリース後の1年間とその後のヘッドライン・ツアーで、東京やメキシコ・シティをはじめとする世界各地の会場をソールド・アウトさせ、ワールドワイドな成長を遂げた。そして彼は、まるで蛇口をひねったように新曲を発表した。日記を綴ったような曲が形になり、狭い部屋の中で内なる対話に命を吹き込まれた。2021年の『In Praise of Shadows』や2023年の『Holy Waters』の優しくも複雑なプロダクションから自然に進化し、アコースティックでアンプラグドなサウンドはアレrンの脳の隅々を刺激した。
【PUMA BLUE/プーマ・ブルー】

プーマ・ブルーはシンガー、ソングライター、プロデューサー、マルチインストゥルメンタリストのジェイコブ・アレンによるプロジェクトだ。ヴォイスメール・バラッズ、と表現される彼の初期の音楽は、自らのベッドルームから生み出されていた。2014年にサウンドクラウドにあげたデモ「Only Trying 2 Tell U」で注目を浴び、ロンドン近郊やインターネットでのライヴを通し、ゆっくりとファンを獲得。2017年にはEP『Swum Baby』をセルフ・リリースした。その後、ブルー・フラワーズと契約し、2枚のシングルを経て、2018年11月にセカンドEP『Blood Loss』をリリース。2019年10月にはライヴ・アルバム『On His Own (Live at Eddie's Attic, Atlanta)』をリリースし、その間、ロンドン、ロサンゼルス、パリ、東京で行なわれたショーをソールド・アウトさせた。2021年には、デビュー・アルバム『In Praise of Shadows』をリリース。その評価を更に高め、2023年に9月にはセカンド・アルバム『Holy Waters』をリリースした。また、昨今は、コラボレーションも頻繁におこなっており、ロイル・カーナー(Loyle Carner)の『Hugo』でプロデュースと曲作りを担当。ビッグ・ピッグ(Biig Piig)、マヘリア(Mahalia)、ラヴァ・ラ・ルー(Lava La Rue)等とも、共作をしている。

■More info:Big Nothing
商品詳細
Puma Blue
『on his own. (Live at Eddie's Attic, Atlanta)』


Amazon Music(OCT 04 2019)¥1,800
商品詳細
Puma Blue
『In Praise of Shadows』


Amazon Music(FEB 05 2021)¥1,600
Amazon CD(2021/2/5)輸入盤
商品情報
Puma Blue
『Holy Waters』


Amazon Music(SEP 01 2023)¥1,600
Amazon CD(2023/9/30)輸入盤
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